上高津貝塚ふるさと歴史の広場の土浦市立考古資料館で開催中の企画展「常陸の玉作り」を武者塚古墳石室公開に参加する前に見た。武者塚古墳出土品を同時公開している。去年、本館に来た時は全館で撮影禁止だったが、今回は、基本は撮影OKで、一部の撮影禁止の展示物には禁止の表示あり。ありがたい。
2016年に土浦市の文化財に指定された「烏山遺跡・八幡脇遺跡出土玉作資料」のメノウ製の勾玉の工房跡は日本最古で、内磨砥石は出現期の事例として貴重。本展では、常陸や武蔵、下野、下総の4地域の玉作りから東日本の玉作りの様相を捉える。
同時公開された武者塚古墳出土品(国指定重要文化財)は、玄室に安置された被葬者が身につけていた玉類(5号人骨付近から勾玉16点、切子玉1点、ガラス小玉31点、3号人骨付近からガラス小玉48点)、鉄製の鍔付大刀3振(前室の東壁に1振、西壁に2振)、銅装三累環頭大刀(前室西壁)、銀装圭頭大刀(前室東壁)、鉄柄銅杓(前室東壁)、銀帯状金具(前室東壁)、鉄鏃42点(前室南壁)、頭髪(1点は美豆良)、口髭、顎髭。
武者塚古墳出土品と(石室)展示施設 | 土浦市公式ホームページ
資料館の2階から上高津貝塚ふるさと歴史の広場を眺める。
屋外の展示されている東台古墳群13号墳の箱式石棺。去年、訪れた時に気付かなかった。
上高津貝塚については前回ブログ記事に書いた。
上高津貝塚ふるさと歴史の広場に展示されている美豆良の髪の毛や髭です。埴輪で見るのとは生々しさが違いますね! pic.twitter.com/sOoeELbqJ3
— 月をみるもの (@bamboo4031) 2020年7月6日