明治時代に建設された煉瓦造のトンネルが都内に残っていると知り訪ねた。そのトンネルはJR四ッ谷駅とJR信濃町駅の間にある。この区間は中央線快速と中央・総武線(各停)の上り下りの4本の線路(複々線)が走っている。このうちの中央・総武線(各停)の下り線が、1894年(明治27年)に開通した甲武鉄道の旧御所トンネルを利用している。残りの3本は、旧御所トンネルの脇に掘られた新御所トンネル(1928年完成)を走る。ここにトンネルがあるのは、赤坂御所と学習院初等科の下を通るためで、北に迂回しなかったのは、陸軍が信濃町の青山練兵場に線路を引き込むことを求めたため。
地下鉄丸ノ内線の四ッ谷駅のホームから旧御所トンネル。駅改良工事中でベストポジションから撮影出来ず。
新御所トンネル
四谷見附橋の煉瓦造の橋台
四谷見附
JR四ッ谷駅麹町口に新たに設置された江戸城外堀跡に関する展示広場。 pic.twitter.com/Ya53TPbRNF
— 若狭守の武者 (@tatibana_ason) 2020年10月19日