神奈川県立いせはら塔の山緑地公園の展望台から下山して東京農業大学伊勢原農場を横切り、坂を登ると、恵泉女学園大学の敷地に、らちめん古墳がある。かつて、恵泉女学園短期大学の園芸科の伊勢原キャンパスがあったが、2005年から閉鎖されている。「神奈川の古墳散歩」によるとキャンパスが閉鎖される前も古墳は原則非公開だったようだ。
古墳は1964年の校舎建設に伴って発見され、國學院大学が発掘調査を実施。円墳。墳丘は失われている。横穴式石室から銀装の大刀、金銅装の馬具、銅鏡、鉄鏃等が出土した。これらの遺物は三之宮郷土博物館に収蔵されている。2000年に校舎建て替えに伴う調査で周溝が確認され直径40mの規模を有することが明らかになった。
埒免(らちめん)古墳 比々多神社元宮 神奈川県伊勢原市三ノ宮 - 墳丘からの眺め
文献
[1] 相原精次・藤城憲児 2000「神奈川の古墳散歩」彩流社
田代和樹さん(@saltgyhj)から再びバトンを受け取りました。
— ぺん@古墳巡り (@pen_kofun) 2020年4月18日
神奈川県伊勢原市の埒免古墳。かなり立派な横穴式石室ですが、なんと庭園の池として利用されていたとか...。長らく休校中の短大敷地内にあるので通常見学できません。
次はK Naokiさん(@Albero_Dritto)お願いします!#古墳つながり pic.twitter.com/IOTEH3DDVp