相模国三之宮比々多神社の西、標高110mの丘陵の三ノ宮と坪ノ内を分ける尾根上に登尾山古墳はある。しばらく登ると眼下に東名高速道路が見える。大磯丘陵から相模湾、江ノ島、三浦半島まで望めるとのこと。
ここを登りきると登尾山古墳がある。
「とを山古墳」の碑と石室の跡。
半地下式の横穴式石室。
別角度から。
登尾山古墳は1960年に偶然見つかり神奈川県教育委員会と國學院大学が発掘調査した。川原石を積み上げた横穴式石室が検出され、内部から金銀で飾った装飾大刀を含む複数の直刀、金銅装の馬具、銅鋺、銅鏡、須恵器高坏、土師器坏が出土した。これらの遺物は三之宮郷土博物館に収蔵されている。登尾山古墳には6世紀後半から7世紀にかけて、相模地域を支配した最高権力者が葬らたと考えられるとのこと。
2017年6月10日菩提横手遺跡発掘現場見学会ミニ講座の資料より