べったら塚古墳から北西に徒歩20分、荒川左岸の自然堤防の上にある三嶋神社古墳。前方後円墳。全長55m。後円部径30m。墳丘上に三島神社を祀る。
文献[1]によると「前方部を南西に向けた、全長約50mの前方後円墳」「現在、前方部には三島神社が鎮座しており、また、後円部なども著しく変形している」とされる。現地の説明板には「墳丘主軸をほぼ南北に置き、北側が後円部、南側が前方部と考えられる。」と書かれていて紛らわしい。前方後円墳集成では、「方位はほぼ南西」「後円部は神社の社殿などで削平」と書いてある。
石室に使われたと思われる石材。
前方部から後円部
後円部の墳頂
後円部から前方部
文献
[1] 埼玉県 1982「新編埼玉県史 資料編 2 原始・古代 弥生・古墳」
[2] 近藤義郎 1994『前方後円墳集成 東北・関東編』山川出版社
[3] 宮川進 1997「さいたま古墳めぐり」さきたま出版会
[4] 塩野博 2004「埼玉の古墳 北足立・入間」さきたま出版会
6月9日に「いこ~」さんに教えて頂いた若松良一(2017)では、
— 秦野 秀明 (@Wpl0JWzdw688IBR) 2020年6月23日
戸田市南原古墳群出土の埴輪が、鴻巣市生出塚埴輪窯跡産と推定、
その舟運ルートとして
生出塚→現元荒川→約6km遡上→運河的河川→現荒川→南原
を想定、その舟運路を整備したのは、運河的河川沿いにある三島神社古墳の首長であると推定。 pic.twitter.com/x4YQJWRjUm