車塚古墳の西を流れる黒川を4km下ると栃木県最大の前方後円墳の吾妻古墳がある。6世紀後半の築造。二段築成。墳丘第一段(基壇)の幅が広く、この地域の特徴を示す。全長127m、周溝を含む総全長は162m。
北から、周溝の奥に後円部が見える。
前方部の周溝。
北の基壇面から、後円部。
北西から。左手前が後円部、右奥が前方部。
南から前方部。大きく陥没しているあたりに横穴式石室石室があった。石室は幕末に盗掘を受け、凝灰岩の玄門と閃緑岩の天井石が掘り出され、現在は壬生町城址公園にある。
前方部の墳頂から後円部。
北側の道路からの入口。
文献
[1] (財)とちぎ生涯学習文化財団 埋蔵文化財センター 2011 『栃木県埋蔵文化財調査報告333:吾妻古墳』栃木県教育委員会 財団法人とちぎ生涯学習文化財団
[2] 壬生町教育委員会 2019 パンフレット『みぶの古墳 -「羽生田地区の古墳群」と「壬生地区の古墳群」- 』第5版