都幾川(ときがわ)と市野川に挟まれた東松山台地の南東部で、台地が川島方向に舌状に張り出した中央に立地するおくま山古墳。前方後円墳。全長62m。6世紀はじめ頃の築造。柏崎古墳群の1号墳。後円部の墳頂に小祠(熊野神社)を祀る。
おくま山古墳から出土した盾持人埴輪は東松山市埋蔵文化財センターで見学できる。
文献
[1] 埼玉県 1982「新編埼玉県史 資料編 2 原始・古代 弥生・古墳」
[2] 宮川進 1997「さいたま古墳めぐり」さきたま出版会
【空中散歩⑦】
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2021年6月8日
空中散歩、最後の旅は東松山市です。あそこにも古墳が! あれは、おくま山古墳です。よく見ると、前方部の短い帆立貝形古墳という珍しい形をしています。もう一つ、野本将軍塚古墳も見えます。古墳時代前期の古墳としては圧倒的な規模を有します。(史)#おくま山古墳 #野本将軍塚古墳 pic.twitter.com/mXbdhe0kYq