武蔵野台地末端の舌状台地「上野台」に位置する摺鉢山(すりばちやま)古墳。別名、天神山古墳、前方後円墳。残存長70m、後円部径43m、前方部幅は最大部で23m、後円部の道路との比高は5m。標高23m。上野駅公園口改札を出ると目の前に見える東京文化会館の裏の正岡子規記念球場の隣にある。上野公園内には、他にもいくつかの円墳が存在したらしいが、現存するのは、この摺鉢山だけである。日本の都市公園100選。
南から見た古墳。 左手が前方部らしい。
北東から見た古墳。摺鉢を伏せた形に見える。
墳頂は大きく削られて広場になっている。
文献
[1] 東京新聞編集局 1993「古墳を歩く」