今週は埼玉県朝霞市の柊塚(ひいらぎづか)古墳を訪れた。柊塚古墳は黒目川を望む、武蔵野台地の東端に位置する前方後円墳で、6世紀中葉の築造。標高は21m。全長72m、後円部の高さ8m、前方部の長さ18m、周濠の幅6から15m。後円部に埋葬施設が2基あり、後円部の墳頂から家形埴輪、周濠から馬形埴輪、人物埴輪、円筒埴輪が見つかっている。後円部の墳丘はよく保存されているが、前方部は削られている。埼玉県南部で唯一、墳丘が現存する前方後円墳で、2002年に埼玉県指定史跡となる。2004年に柊塚古墳歴史広場として整備された。東側入口に駐車場(4台)がある。
周濠(しゅうごう)とは古墳の周囲に掘られた堀のこと。
北側入口から見た古墳。
東側入口の駐車場の案内板。
古墳の復元模型。
北側の周濠から見た後円部の墳丘。墳丘には登れない。
梅の木々の間からさいたま市方面の眺望。
周辺の古墳跡や遺跡の立体マップ。