週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

群馬県

七輿山古墳 (再訪) 藤岡市上落合

4月14日に桜を求めて七輿山(ななこしやま)古墳を再訪した。 北西から、右手前が前方部、左奥が後円部 北東から、左手前が後円部、右奥が前方部 南東から、右手前が前方部、左奥が前方部 パノラマで。周溝がよくわかる。 南から後円部 南から前方部 西から前…

岩宿遺跡 みどり市笠懸町阿左美

琴平山と稲荷山の切り通しで、1946年に相澤忠洋さんが石器を発見。1949年に明治大学がA地点を発掘調査。日本で初めて関東ローム層の中から石器が見つかる確認された。これが日本の旧石器研究の扉を開いた。 岩宿遺跡(A地点) 岩宿ドーム。岩宿遺跡発掘のきっ…

岩宿ムラまつり (3/31) みどり市笠懸町阿左美

みどり市岩宿博物館隣の岩宿人の広場で開催された「岩宿ムラまつり」に参加した。9時半の整理券配布の列に並んで、「石器つくり」を体験した。 みどり市のマスコットの「みどモス」 土器焼き 「石器つくり」は下拵えされた黒曜石を鹿の角で叩いて槍先形尖頭…

片山1号墳(吉井町65号墳) 高崎市吉井町池

高崎市立多胡碑記念館の前に移築された片山1号墳。上毛古墳総覧の吉井町65号墳。吉井町片山から竹割形木棺を粘土で覆った粘土槨(8.8m)を移築。円墳。径32.6m。ニ段築成。墳丘や周堀から埴輪(円筒、家形)が出土。4世紀末から5世紀初頭の築造。木棺の中からは…

南高原1号墳(多胡村115号墳) 高崎市吉井町池

吉井町神保から高崎市立多胡碑記念館の前に一部移築・復元された南高原1号墳。上毛古墳総覧の多胡村115号墳。円墳。径17m。低い基壇を有する二段築成。墳丘表面に葺石が残る。南側に横穴式石室が開口。 南に開口する横穴式石室の石材は、多胡碑と同じ、地元…

多胡碑 高崎市吉井町池

多胡碑は和銅4(711)年3月、この地に「多胡郡(たごのこおり)」が設置されたことを記念した石碑。縦書き6行平80字。楷書体の文字には当時最先端の中国文化の影響が認められる。続日本書紀に多胡郡建郡についての記事があり、多胡碑の内容を裏付ける。平安時代…

白石稲荷山古墳 藤岡市白石

猿田川を東に見下ろす河岸段丘の上に所在する白石稲荷山古墳。自然地形を利用した大型の前方後円墳。全長約140m、後円部径71m、高さ10m、前方部幅75m、高さ4m。5世紀前半の築造。 北から。左手前が後円部、右奥が前方部。 北東から。後円部。 後円部の墳頂。…

平井地区1号古墳 藤岡市三ツ木

皇子塚古墳の北側に接するように造られた平井地区1号古墳。円墳。径30m、高さ6m。北側に開口する横穴式石室は現在は見学できない。 西から。右が皇子塚古墳、左が平井地区1号古墳。 毛野国白石丘陵公園は整備中。 にほんブログ村

皇子塚古墳 藤岡市三ツ木

藤岡歴史館の北側にある皇子塚(おうじつか)古墳。円墳。径31m、高さ5.5m。南東に開口する横穴式石室は現在は埋め戻されている。 藤岡歴史館。 にほんブログ村

七輿山古墳 藤岡市上落合

七輿山(ななこしやま)古墳は、6世紀代の古墳としては東日本最大級の前方後円墳。全長145m、後円部径87m、前方部幅106m、前方部と後円部の高さ16m。三段築成。6世紀前半の築造。 南東から。右手前が後円部、左奥が前方部。周囲には二重の周溝が巡る。 後円部…

多胡薬師塚古墳 高崎市吉井町吉井川

鏑川右岸の上位段丘面上に所在する多胡薬師塚古墳。円墳。径約25m。高さ約3.5m。真南に横穴式石室が開口する。墳丘にヒガンバナが群生する。 北から。 南から。 石室。 多胡薬師塚古墳 | 高崎市 彼岸花は刈られてしまっていました。間に合わなかった(涙)#多…

大山古墳 高崎市下佐野町翁前

大鶴巻古墳の南東、烏川右岸にある大山古墳。円墳。径56m。高さ約8m。明治時代に埋蔵施設(主体部)は発掘され、粘土槨で、銅鏡、石製品が検出されたことが「上毛古墳綜覧」に記載されている。浅間山古墳、大鶴巻古墳に先立ち、4世紀末に築造されたと推定され…

小鶴巻古墳 高崎市倉賀野町

大鶴巻古墳のすぐ北側に築かれた小鶴巻古墳。前方後円墳。全長88m。浅間山古墳の1/2であると指摘されている。5世紀後半の築造。 南西から。左が前方部、右が後円部。 西南西から。右手前が前方部、左奥が前方部。前方部は共同墓地と畑地になっている。 後円…

大鶴巻古墳 高崎市倉賀野町

浅間山古墳の南東500mのところにある大鶴巻古墳。前方後円墳。全長124m。二段築成(後円部は三段築成の可能性あり)。墳形が良く残っている。4世紀末から5世紀初頭の築造。浅間山古墳を2/3に縮小した形であることが指摘されている。 南西から。左が後円部、右…

浅間山古墳 高崎市倉賀野町

利根川支流の烏川の左岸段丘の縁辺に位置する浅間山古墳。前方後円墳。全長171m。群馬県2位の大きさ。築造された当時は東日本最大の古墳。前方部は二段、後円部は三段築成。葺石をもつ。墳丘周囲には盾型の周堀(内堀)が巡り、内堀の外周には葺石をもつ中堤が…

不動山古墳 高崎市綿貫町

普賢寺裏古墳の南に所在する不動山古墳。前方後円墳。全長94m。後円部の墳頂に上州綿貫不動尊が鎮座する。埋蔵施設は縦穴系(舟型石棺)。 北から。左が後円部、右が前方部。 南から。左が前方部、右が後円部。前方部はかなり削平されている。 南東から、不動…

普賢寺裏古墳 高崎市綿貫町堀米内

綿貫観音山古墳の南の普賢寺の境内にある前方後円墳。全長約77m。綿貫古墳群で最初に築造された前方後円墳。 北から。右が前方部、かなり低い。 南の本堂の脇から前方部。本堂の裏が後円部。 古墳に近づいて後円部。 西から。手前が前方部、奥が後円部。 に…

綿貫町堀米内1547所在古墳 高崎市綿貫町堀米内

綿貫観音山古墳の南に所在する無名墳。未調査のため詳細不明。墳形も不明。「群馬県古墳総覧2017」の高崎市の798番。 「群馬県古墳総覧2017」では綿貫町堀米内1552所在古墳と1545所在古墳は「現状」が「X」で「存在しない」となっている。綿貫町堀米内1547所…

綿貫観音山古墳 高崎市綿貫町観音山

東国の正倉院といわれるほどの貴重な出土品のあった綿貫観音山古墳。二段築成の前方後円墳。全長97m。後円部に横穴式石室。6世紀後半の築造。二重の周溝。井野川下流域で最後の前方後円墳。1967,1968年に発掘調査が実施され、未盗掘の横穴式石室から人骨1体…

綿貫町市ヶ原1117所在古墳 高崎市綿貫町市ヶ原

群馬の森にある群馬県立歴史博物館の前にある円墳。未調査で詳細不明。 「群馬県古墳総覧2017」と「ぐんま古墳探訪」の一般向け販売が5月1日からということで初日に群馬県立歴史博物館に買いに来た。古墳王国の群馬県で最初に訪れた古墳は無名墳だった。 ち…

挂甲の武人 東京国立博物館

2015年10月のリニューアル以来、東京国立博物館の平成館考古学展示室の顔として展示られていた国宝「埴輪 挂甲(けいこう)の武人」が7月2日から本格的解体修理に入る。挂甲の武人は群馬県太田市飯塚町出土の6世紀の埴輪で、埴輪で唯一国宝に指定されている。…