週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

縄文時代遺跡

『古代史の謎はどこまで解けたか (PHP新書)』山岸良ニ著

昔、購入した本を再読した。奥付けでは2006年10月の第1版第1刷で、2009年の企画展の栞が挟まっていたので、2009年に購入したのかもしれない。読んだ形跡がないくらいの美品なので未読かも。 本書は、戦後60年の考古学の歩みをわかりやすく解説することを意図…

『縄文時代の歴史 (講談社現代新書)』山田康弘著

山田康弘著の『縄文時代の歴史 (講談社現代新書)』を了読。古墳巡りを始めてから、縄文時代についても、貝塚や遺跡や博物館の企画展などに足を運んだので断片的な知識は得られたが、なかなか全体像がつかめない。そこで、縄文時代について学びたいと考えてい…

杉久保遺跡・富谷横穴墓群 海老名市杉久保北

東名自動車道海老名サービスエリアのすぐ南の杉久保富谷児童公園に「杉久保遺跡・富谷横穴墓群」の説明板が立つ。説明板の地図によると富谷横穴墓群は杉久保富谷児童公園の西側のそうてつローゼン杉久保店前の駐車場辺りにあったようだが、整地されたのか、…

岡田遺跡 寒川町岡田

相模川の支流の目久尻川と小出川に挟まれた標高24mの相模野台地上に所在する岡田遺跡は、縄文時代から弥生時代の遺跡で、特に縄文時代中期の集落址は、環状集落で、勝坂式期から加曽利E式期の竪穴住居址が600軒以上確認され、未調査を含めると推定1,000〜1,5…

「土の中からこんにちは!!」その2 川口市郷土資料館

8月3日から11月7日まで川口市郷土資料館で開催中の企画展「土の中からこんにちは!!」を鑑賞した。これまで川口で発掘された遺物の中からはじめて公開するものばかりを集めた企画展。川口の歴史が詰まっている。 前回からの続き。 まいにちドキ土器53「台付…

「縄文2021-東京に生きた縄文人―」 江戸東京博物館

江戸東京博物館で、10月9日から12月5日までの開催中の特別展「縄文2021-東京に生きた縄文人―」を鑑賞した。「東京の縄文遺跡発掘史」「縄文時代の東京を考える」「縄文人の暮らし」「考古学の未来」の4部構成。見どころは、縄文時代のムラの様子を再現…

「土の中からこんにちは!!」川口市郷土資料館

川口市郷土資料館で8月3日から11月7日まで開催中の企画展「土の中からこんにちは!!」に行きたい。 本日から、夏の企画展「土の中からこんにちは!!~川口埋蔵文化財展~」が始まりました。市内各地の遺跡から出土した土器100点と、石器や木簡、発掘調査…

中根八幡遺跡 2021オンライン現地説明会

國學院栃木短期大学と奈良大学が共同で学術調査中の中根八幡遺跡。今年の現地説明会は、9月4日(土)13:00からライブ配信。 「中根八幡遺跡2021オンライン現地説明会」國學院大學栃木短期大学、奈良大学。國學院大學穂高古墳群のオンライン現地説明会良かった…

「武蔵野の縄文時代草創期 -そんなに古いの!? 御殿山遺跡-」 武蔵野市武蔵野ふるさと歴史館

武蔵野市武蔵野ふるさと歴史館で7月24日から9月22日まで開催中の企画展「武蔵野の縄文時代草創期 -そんなに古いの!? 御殿山遺跡-」に行きたい。 【企画展】来週末令和3年7月24日(土)から、武蔵野市指定文化財新指定記念展「武蔵野の縄文時代草創期 -そんな…

「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産に登録、正式決定

ユネスコの世界遺産委員会は27日に「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界文化遺産に登録することを正式決定。日本の世界文化遺産は20件目。自然遺産も含めた世界遺産は、前日に登録が決まった「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」に続いて25件目。 第…

「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産へ

世界遺産への登録を目指している「北海道・北東北の縄文遺跡群」について、評価機関イコモスから「記載」の勧告がなされた。7月16日からの世界遺産委員会で正式に決定される。 世界遺産に推薦中の「北海道・北東北の縄文遺跡群」について、評価機関イコモス…

企画展「縄文早期の居家以人骨と岩陰遺跡」國學院大学博物館

國學院大学博物館の企画展「縄文早期の居家以人骨と岩陰遺跡」を鑑賞したかったが、東京都の新型コロナ感染症の状況が、3月21日に緊急事態措置が解除されたと思ったら、変異株の影響もあり、4月12日にまん延防止等重点措置、25日に3回目の緊急事態宣言が適用…

大船遺跡 函館市大船町

大船遺跡は、北海道の渡島半島東岸の太平洋に面した海岸段丘上にある縄文時代中期の大規模な集落遺跡。100軒余りの竪穴住居跡、盛土遺構などを検出。『北海道・北東北の縄文遺跡群』の構成資産として、世界文化遺産への登録を目指す。 大船遺跡埋蔵文化財展…

あれもEこれもE - 加曽利E式土器 北西部地域編 - 千葉市立加曽利貝塚博物館

加曽利貝塚の現地説明会の予約時間の前に加曽利貝塚縄文遺跡公園内の千葉市立加曽利貝塚博物館で開催中の企画展「あれもEこれもE - 加曽利E式土器 北西部地域編 -」を見学。加曽利E式土器とは、加曽利貝塚の北貝塚のE地点を標識遺跡とする縄文土器の型式で、…

出来山遺跡 松戸市千駄堀

松戸市立博物館の駐車場脇に説明板がある出来山遺跡(できやまいせき)。約12000年前の旧石器時代の遺跡。 にほんブログ村

道灌山遺跡 荒川区西日暮里

道灌山遺跡は、開成学園のグラウンドを中心に台地上に広がる縄文時代から江戸時代に至る複合遺跡。道灌山は太田道灌に由来すると思っていたが、地元の善性寺の開基とされる関道閑(せきどうかん)の屋敷跡に由来するとの説もあるそうだ。 東都名所 道灌山虫聞…

陸軍被服倉庫跡と道合遺跡 北区赤羽台

北区赤羽台団地を再開発したUR都市機構の公団住宅「ヌーヴェル赤羽台」 2006年にA街区(1・2号棟)、2010年にB街区(3・4・5号棟)とC街区(6・7号棟)、2015年にD街区(8〜11号棟)が竣工。赤羽台団地は1962年に東京23区内として初めての大規模団地として造成された…

西秋留石器時代住居跡 あきる野市牛沼

西秋留石器時代住居跡は、1932年(昭和7年)に後藤守一氏を中心として東京府によって調査が行われ、縄文時代後期の敷石住居跡5軒や石棺墓2基、石組の炉1基などが発見された。国指定の史跡として保存されている。 近くの休耕地の花壇 圏央道下の花壇 あきる野市…

前田耕地遺跡 あきる野市野辺

あきる野市の東部図書館エルの南隣にある前田公園に前田耕地遺跡の一部が保存されている。前田耕地遺跡は、多摩川支流の秋川と平井川に挟まれた段丘上に位置し、1976年(昭和51年)から1984年(昭和59年)まで発掘調査が行われ、縄文時代草創期から古代に至る集…

石神遺跡 あきる野市原小宮

石神公園を含む一帯は石神遺跡として知られ、1994年から土地区画整理事業に伴う発掘調査が行われた。縄文時代の集石土坑(蒸し焼き調理跡)4基、弥生時代終末から古墳時代初頭の住居跡18軒、周溝墓4基、古墳時代後期の住居跡37軒、奈良・平安時代の住居跡24軒…

「縄文時代のたべもの事情」埼玉県立歴史と民俗の博物館

埼玉県立歴史と民俗の博物館の企画展「縄文時代のたべもの事情」のSNSでの評判が良かったので鑑賞してきた。写真撮影禁止で図録なし。海なし県でダ埼玉と揶揄される埼玉県は縄文時代には海があり貝塚がある。遺跡からの出土品で縄文時代のたべもの事情や、動…

立川No.13古墳(沢稲荷) 立川市柴崎町

多摩モノレールの柴崎体育館駅から西に徒歩10分。南に多摩川を見おろす青柳段丘上にある沢稲荷は、『東京都遺跡地図』に立川市の遺跡番号13番の古墳として登録されている。立川市内で唯一、墳丘の残存する古墳。 西から。 北西から。 東から。 北から。 文献…

小林八束1遺跡(第7次) 現地説明会(11/17) 久喜市菖蒲町新堀

小林八束(おばやしはっそく)1遺跡は、久喜市の南西部、菖蒲総合支所の南側に位置し、大宮台地と加須低地が接する地域に立地。小林調節池の改修工事に伴う発掘調査を2007年(第1次)から行なっている。今回の調査(第7次)では縄文時代後期(約4,000年前)の谷と古…

山王塚古墳 伊勢原市東大竹

小田急線伊勢原駅から南西に徒歩12分。上り坂を登りきったところにある山王塚古墳。円墳? 現在は四方を削られている。 南東から。 墳頂の石造物。 裏側の西から。 南に徒歩2分の山王塚公園に縄文時代の敷石住居跡がある。 晴れていれば大山が拝める。 にほ…

三ノ宮3号墳の石室 比々多神社 伊勢原市三ノ宮

東名高速道路の建設に伴い消滅した三ノ宮3号墳の横穴式石室が相模国三之宮 比々多神社の境内に移設保存されている。円墳。1964年に明治大学が発掘調査。馬具(金銅製責金具、雲珠、轡など)、鉄製三角穂鉾、直刀、刀子、鉄鏃、玉類、須恵器等が出土した。野積…

子易・中川原遺跡 現地説明会(10/6) 伊勢原市子易

新東名建設に伴う伊勢原市子易地区での発掘調査で、鈴川右岸の調査区から古墳時代後期の古墳2基が発見された。10月6日に現地説明会が行われたので参加した。この地域で鈴川右岸から古墳が見つかるのは初。鈴川左岸の上粕屋・石倉中遺跡から6基、上粕屋・子易…

三殿台遺跡 横浜市磯子区岡村

三殿台(さんどのだい)遺跡は横浜市磯子区岡村の標高55mの高台にある縄文時代から古墳時代にわたる複合遺跡。1961年に発掘調査が行われ、約270軒の縦穴住居跡が重なり合って見つかった。ちょうど、2名の新人ボランティアさんにベテランボランティアさんが遺跡…

本町田遺跡 町田市本町田

町田市立博物館に隣接する本町田遺跡は1967年から1968年に藤の台団地造成に先立って発掘調査が行なわれ、縄文時代前期の住居跡4軒と弥生時代中期の住居跡7軒が見つかりました。当時はあまり例のない、2つの離れた時代の集落が同じ場所に形成された遺跡だった…

多摩ニュータウンNo. 57遺跡 多摩市落合

東京都立埋蔵文化財調査センターに隣接する遺跡庭園 縄文の村は、1987年に多摩ニュータウンNo.57遺跡を保存する目的で整備されました。No.57遺跡は縄文時代の集落跡で、前期の住居跡2軒、中期の住居跡5軒のほか、落とし穴などが発掘され、南側半分を盛り土を…

小林鳥見神社境内遺跡 印西市小林

道作1号墳の現地説明会で小林鳥見神社境内遺跡(馬場遺跡第5地点)から出土した縄文時代後期から晩夏の遺物を見学しました。 耳飾と土偶など。 土壙から出土した貝や骨。 土器。 鳥見神社。 馬場遺跡第5地点 - 印旛郡市文化財センター 鳥見神社の解説 - 古代史…