週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

市町村指定 文化財・記念物

伊勢塚古墳 市川三郷町大塚

伊勢塚古墳は、大塚古墳の南西約300mに位置する。この2基の古墳は、平成7年に山梨県教育委員会が、文化庁の国庫補助を受け、学術調査を実施した。伊勢塚古墳では航空写真による測量図化を実施した。現状での規模は、基底径36m、頂点径14m、高さ8mの円墳。 町…

鳥居原狐塚古墳 市川三郷町大塚

二子山古墳見学会の後で赤烏元年銘神獣鏡が出土した鳥居原狐塚古墳を訪れた。 歴史文化公園みたまの里 文化財 狐塚古墳 昭和51年6月1日指定 田見堂および鳥居原古墳群の一基、円墳で現存する部分の径は18メートル、高さは1メートル程の草地となっている。明…

古塚古墳石棺 熊谷市肥塚

熊谷市肥塚の成就院の境内に保存されている熊谷市指定考古資料「古塚古墳石棺」を見学した。明治期に成就院の西の方字西浦の旧諏訪神社跡地から発掘された石棺で、凝灰岩を石棺に使用した珍しい例とのこと。 文化財 | 古塚古墳石棺 | 熊谷デジタルミュージア…

横塚山古墳 熊谷市中奈良

福川に面する自然堤防上に位置する横塚山(よこづかやま)古墳を訪れた。現存長約30mの前方後円墳。国道407号線道路改良工事により後円部の一部が失われている。発掘調査により出土している円筒埴輪から5世紀後半の築造と考えられる。 文化財 |横塚山古墳 | …

旧福川橋梁 深谷市原郷

日本煉瓦製造株式会社旧煉瓦製造施設の民間専用線に架設された四箇所の鉄橋のうちの一つ、旧福川橋梁を見学した。旧福川橋梁には、当時の鉄道院技師、 イギリス人チャールズ・アセトン・W・ポーナルが基本定規を設計したI字形鋼板を橋桁とする「ポーナル型プ…

将門の首塚 幸手市神明内

埼玉県杉戸市と茨城県五霞町で古墳巡りの続き。 幸手市の浄誓寺の将門の首塚をお参りした。 浄誓寺(じょうせいじ) 幸手市神明内1469 通光山平親院浄誓寺と称し、浄土真宗の寺で、本尊は阿弥陀如来です。本堂裏手には平将門の首塚があります。院号の平親院は…

目沼10号墳 (再訪) 杉戸町目沼

次に目沼浅間塚古墳(目沼10号墳)を再訪。 町指定史跡 目沼浅間塚古墳 この古墳は、高さ5メートル、全長46メートルを超える目沼古墳群最大の前方後円墳である。 古墳中心部である石室は発見されておらず、被葬者等についても明らかではない。平成三年の調査で…

般若寺 土浦市宍倉

「貝塚周辺の文化財を歩く会」で訪れた般若寺(はんにゃじ)は、見どころ満載だった。本堂で住職にお話をうかがった。寺伝によれば、天暦元年(947年)平将門の次男将氏の娘、安寿姫(如蔵尼)様により尼寺として創建。鎌倉時代に北条氏の保護を受け七堂がらん、五…

貝塚周辺の文化財を歩く会(4/8) 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)

上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)のテーマ展「土浦の遺跡28 武者塚古墳と古代焼き物のさと」の記念行事として開催された「貝塚周辺の文化財を歩く会」に参加した。開催日が4月8日の花まつり(お釈迦様の誕生日、灌仏会)だったので、普段は公開されて…

岩家古墳 栃木市大塚町

丸山古墳の次に岩家古墳を訪れた。岩家古墳も下野国庁跡資料館に展示されていた下野国庁跡周辺航空写真に記されていた。 岩家古墳、栃木市指定文化財、円墳、径61m、高さ6m おはよう岩家古墳。(今日の朝に行ってきました) pic.twitter.com/5JoPUEuFea — 古…

丸山古墳 栃木市田村町

下野国庁跡資料館に展示されていた下野国庁跡周辺航空写真に丸山古墳が記されていたので訪れた。 栃木市の文化財一覧 - 栃木市ホームページ 下野国庁跡周辺航空写真(一部) 桜が満開だったので、向かいの星宮神社も撮影したが、ふっき〜さんのブログ記事によ…

下野国庁跡 栃木市田村町

次に下野国庁跡を訪れた。桜とタンポポが満開。 宮野辺(宮目)神社 南門 前殿 東脇殿 西脇殿 西脇殿 長大な南北棟の建物であり、国府の役人が事務を行った施設です。発掘調査により延暦10(791)年頃焼失したことを確認しています。東側に建てられた同規模の東…

ナムジゾウの習俗 小山市大本

Googleマップで見つけた「ナムジゾウの習俗」に寄り道。小山市指定無形民俗文化財の説明板があった。流行り病の侵入防止を願う信仰行事で、お盆に子供達が鉦の音に合わせて唄を歌い集落内の野仏を参拝してまわるとのこと。 小山市の文化財(無形民俗文化財)…

篠塚稲荷神社古墳 小山市大本

ここからは、栃木県の古墳巡り。壬生町立歴史民俗資料館でミニ企画展「愛宕塚古墳の埴輪たち」を鑑賞する前、最初に訪れたのは、小山市の篠塚稲荷神社古墳。 篠塚稲荷神社古墳は、思川西岸に広がる沖積地の北端近くに築かれた、6世紀中葉頃の前方後円墳。前…

大神塚(応神塚)古墳発掘調査現場見学会 (3/25) 寒川町岡田

昨年に引き続き、今年も神奈川県寒川町の大神塚(応神塚)古墳の発掘調査現場見学会に参加した。実際は、「小雨なら開催」のところ、小雨とは言えない雨で中止だった。中止を知らずに訪れたところ、見学させていただいた。ありがとうございます。昨年は後円部…

埒免古墳 (再訪) 伊勢原市三ノ宮

埒免(らちめん)古墳を再訪。 正面に2005年に閉鎖恵泉短大伊勢原キャンパスの校舎が見える 齋藤家住宅 齋藤家住宅 | 伊勢原市 松山古墳 この先元宮 埒免古墳 埒免(ちちめん)古墳 埒免古墳は昭和三十九年に建物の建設中に発見されました。その際、石室内から飾…

大日塚古墳 (再訪) 行田市佐間

南池袋遺跡の遺跡公開から埼玉県立さきたま史跡の博物館のほるたま展2022をハシゴ。JR池袋駅から電車とバスでさきたま古墳公園に向かった。途中、稲荷山古墳を造形化した古墳モニュメントと見つけ、道案内に従って大日塚古墳を再訪した。 にほんブログ村

岩谷内横穴古墳 那珂川町片平

首長原古墳の次に那珂川町指定文化財(記念物/史跡)の岩谷内横穴古墳を訪れた。全長4.8m、主室中央高さ2.3m。周辺に複数の横穴が存在していたらしい。 付近には養蜂の巣箱 町指定文化財(記念物) | 史跡 | 那珂川町岩谷内横穴古墳 | 町指定文化財11〜15 | …

駒形大塚陪塚2号墳・3号墳 那珂川町小川

那珂川町の文化財(記念物)に指定されている駒形大塚陪塚2号墳と3号墳を探索した。 駒形大塚陪塚2号墳 駒形大塚陪塚3号墳 町指定文化財(記念物) | 史跡 | 那珂川町那珂川町駒形大塚古墳(那須小川古墳群 その1) | 趣味の案件古墳なう 那珂川町 「駒形大塚3…

武者塚古墳 現地説明会(12/18) 土浦市上坂田

15日に茨城新聞が「約40年前の調査で国重要文化財の副葬品などが発見された茨城県土浦市上坂田の武者塚古墳の形状が、これまで推定されていた円墳ではなく方墳だったことが14日、同市教委と筑波大の共同調査で明らかになった。」「市教委と同大は18日午後1時…

オショウジンと大ワラジ 長瀞町長瀞

天神塚古墳から国道140号線(彩甲斐街道)を戻って長瀞町の民俗文化財に指定されている「オショウジンと大ワラジ」を見学。 オショウジンと大ワラジ 長瀞町指定民俗文化財 七月末の日曜日上長瀞区では公会堂に集まり、長い竹の先に御幣をつけたボンデン(梵天)…

田端環状石積遺構 (再訪) 町田市小山町

晩秋の夕刻に田端環状石積遺構(田端遺跡)を再訪。田端遺跡の東の多摩ニュータウン通り(都道158線)が田端東遺跡、北の小山白山公園が多摩ニュータウンNo.245遺跡、その北西に多摩ニュータウンNo.248遺跡。田端環状石積遺構は、京王相模線の多摩境駅から徒歩7…

山崎ひょうたん塚古墳 佐倉市下根

岩名天神前遺跡に立ち寄ってから山崎ひょうたん塚古墳を目指した。小道脇の草むらに佐倉市教育委員会の説明板を見つけたが、肝心の古墳が見当たらない。後でわかったが、この説明板の右側の耕作地の奥に古墳はあったようだ。作業中の方がおられたので写真は…

岩名天神前遺跡 佐倉市岩名

佐倉市市民体育館から佐倉市の史跡に指定されている山崎ひょうたん塚古墳に向かった。途中、岩名天神前遺跡に立ち寄った。現在は、宮前中央公園になっている。佐倉市教育委員会が建てた標柱によれば、1963年(昭和38年)、耕作中に偶然土器が発見、土器は関東…

「多胡郡正倉」多胡記念館

群馬県立歴史博物館の次に多胡記念館に移動して、開催中の企画展「多胡郡正倉」を鑑賞した。群馬県高崎市に所在する上野三碑のユネスコ「世界の記憶」登録5周年を記念して、多胡碑周辺遺跡と上野国多胡郡正倉跡を掘り下げて紹介する。711年(和銅4年)の多胡郡…

中根八幡前遺跡 野田市中根

次に中根八幡前遺跡を訪れた。中根八幡前遺跡は、1951年に野田市で初めて発見された竪穴住居跡(5m X3.85mの長方形)で、その後の研究で古墳時代初頭(4世紀頃)の遺跡とされている。かつて復元住居があったが老朽化により1998年に解体された。床に柱穴がなく、…

マリア地蔵 幸手市権現堂

幸手市の有形民俗文化財に指定されている「マリア地蔵」を見学。撮影前に合掌。この作法でよいのかは疑問。 マリア地蔵 幸手市権現堂 文政三年(一八二〇)に作られた子胎延命地蔵(こそだてえんめいじぞう)で、キリストを抱いたマリアに見立てられています。 …

山王塚古墳 笠間市小原

笠間市の一本松古墳群の散策の続き。 山王塚古墳は帆立貝形古墳だったが、1889年(明治22年)に水戸線敷設のため、前方部が削られ、径50mの後円部だけが残った。墳丘は3段築成。後円部墳頂には日枝神社が祀られているが、神社の参道も鉄道で分断されていて、参…

諏訪古墳 笠間市小原

笠間市の一本松古墳群の散策の続き。 諏訪古墳は一本松古墳から北西250mほどにある全長33.6mの前方後円墳。後円部墳頂に諏訪神社が祀られている。墳丘部にはスギやサワラが林立。昭和の終わりころに墳丘外の発掘調査が行われ、幅4.8mの周溝が確認された。 市…

一本松古墳 笠間市小原

笠間市の一本松古墳群の3基を散策。 一本松古墳は、径28mの円墳。墳頂はかなり平らに削平されている。周溝は不明で、埴輪や葺石もみあたらない。 墳頂の三角点 市指定文化財 [一本松古墳(いっぽんまつこふん)] | 笠間市公式ホームページ にほんブログ村