週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

博物館

骨が語る人の「生と死」 日本列島一万年の記録より 東京大学総合研究博物館

東京大学総合研究博物館で9月30日より開催中の特別展示『骨が語る人の「生と死」 日本列島一万年の記録より』を初日に鑑賞した。本展では、遺跡から発掘される骨からわかる、祖先たちの知られざる素顔を探る。ヒューマン・ダイバーシティの本質とは。 骨が語…

令和4年度発掘調査速報展 大田原市なす風土記の丘湯津上資料館

大田原市なす風土記の丘湯津上資料館で開催中の「令和4年度発掘調査速報展~東山道駅路跡徒歩磐上駅家~」を鑑賞した。昨年7月から10月に実施した佐良土上の原II遺跡の発掘調査の成果を速報で紹介する。笠石神社所蔵の侍塚古墳群1号墳出土品の円筒埴輪も特別出…

「メディアにのった資料たち」 明治大学博物館

明治大学博物館で開催中の企画展「メディアにのった資料たち−知っている資料を見つけよう!−」を鑑賞した。本展は明治大学博物館の収蔵資料から教科書や雑誌等に掲載された重要資料を一堂に展示する。掲載申請数はなんと年間460件(2021年度)。考古部門のコレ…

「古代の馬」 明治大学博物館

明治大学博物館の考古部門のミニ展示、明大コレクション55「古代の馬」を鑑賞した。本展示では馬形埴輪や、長野県大室古墳群出土の馬具などを通し、人と馬の歩みの一端を紹介する。 「馬」と言われ思い浮かべるのは、競馬場を駆けるサラブレッドの姿でしょう…

遭遇 文京区教育センター

文京区教育センターで開催中の東京大学総合研究博物館コレクション スクール・モバイルミュージアム「遭遇」を鑑賞した。文京区教育センターの2階に上がって大学連携事業室の扉を開けて中に入ると、色々な動物の頭骨が整然と並んでいる。日常では味わうこと…

野毛大塚古墳展 世田谷区立郷土資料館

昨年4月から施設改修工事のため休館していた世田谷区立郷土資料館は、8月1日にリニューアルオープンして、重要文化財保存処理完了記念「野毛大塚古墳展」を開催している。会期は8月1日から10月22日まで。前期と後期で展示品の一部が入れ替わる。そこで前期の…

大田区立多摩川台公園古墳展示室 大田区田園調布

涼を求めて大田区立多摩川台公園古墳展示室に立ち寄った。荏原(台)古墳群内のうち、大田区域の田園調布古墳群で出土した大刀や勾玉、埴輪などのレプリカを展示する。 前方後円墳の後円部の横穴式石室をイメージした展示スペース 6年前、初めて訪れた時に購…

法務省旧本館 千代田区霞が関

5月に、国会議事堂前で日本水準原点の一般公開を見学した後で、法務省旧本館を見学した。 重要文化財 法務省旧本館 この建物は、明治政府が招聘したドイツ人建築家ヘルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマンの設計により、実施設計・工事監理には河合浩蔵…

ウルティモ・ドラゴン スペシャルトークショー 東京国立博物館

トーハクの特別展「古代メキシコ」の関連イベント「メキシコウィーク」(6月30日から7月9日まで)のイベントとして開催された「ウルティモ・ドラゴン スペシャルトークショー」に参加した。ウルティモ・ドラゴンは、メキシコを拠点として米国、欧州のマットで活…

令和4年度新収品展 東京国立博物館

トーハクの本館2階 特別1・2室で開催中の令和4年度新収品展を鑑賞した。本展は、昨年度収蔵品に加わった文化財のうち34件の作品を紹介する。おすすめは、中細形銅戈(出土地不詳、弥生時代中期、井越わかば氏寄贈、東京帝室博物館歴史課長で武器形青銅器研究…

「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」 東京国立博物館

トーハクで開催中の特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」を鑑賞した。本展は、古代メキシコ文明を代表する「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に焦点をあて、メキシコ国内の主要博物館から厳選した至宝の数々を、近年の発掘調査の成…

「化石人類の系統と絶滅動物」 明治大学博物館

明治大学博物館の考古部門のミニ展示、明大コレクション54「化石人類の系統と絶滅動物」を鑑賞した。本展示では、700万年にわたる人類進化を物語る代表的な化石人骨(複製)を展示して、人類進化のダイナミクスや大型哺乳類の大量絶滅を紹介する。会期は8月2…

東国の古墳文化の実像を求めて―大塚初重と明大考古学― 明治大学博物館

明治大学博物館で開催中の企画展「東国の古墳文化の実像を求めて-大塚初重と明大考古学-」を鑑賞した。昨年7月に95歳で亡くなられた故大塚初重名誉教授は、太平洋戦争から復員の後、静岡県登呂遺跡の調査への参加を皮切りに、1950年に創設された考古学専攻…

Jomon Collection-笛吹市- 釈迦堂遺跡博物館

釈迦堂遺跡博物館で開催中の企画展「Jomon Collection-笛吹市-」を鑑賞した。笛吹市教育委員会が所蔵する「みさかっぱ」や「てらたん」などの土偶、全国有数の大きさを誇る翡翠製大珠、機能美ともいえるような美しく輝く黒曜石製尖頭器など約50点の資料を…

クリスタル・ロード 山梨県立考古博物館

山梨県立考古博物館で開催中の令和5年度春季企画展「御嶽昇仙峡国名勝指定100周年記念クリスタル・ロード」を鑑賞した。渓谷「御嶽昇仙峡」の国の名勝指定100周年を記念した企画展で、昇仙峡をはじめとする山梨県内の水晶を用いた考古資料を中心にご紹介する…

町田市考古資料室 町田市下小山田町

次に訪れたのは、2月1日にリニューアルOPENした町田市考古資料室。 町田市考古資料室/町田市ホームページ 町田市 / 町田デジタルミュージアム 2018年7月に訪れたときは開館日ではなかった。 もう一週間前になるの???町田市考古資料室に行った話。何もかも…

どきどきクロノロジー 松戸市立博物館

4月29日から松戸市立博物館で開催中の館蔵資料展「どきどきクロノロジー」で、担当学芸員が展示の見どころを語るギャラリートークに参加した。本展は、博物館開館30周年、千葉県誕生150周年、松戸市制施行80周年を記念して、松戸市域の縄文土器を題材に、考…

土御門家がみた宇宙ー江戸時代の天文観測ー 國學院大學博物館

國學院大學博物館で開催中の春の特別列品「土御門家がみた宇宙ー江戸時代の天文観測ー」を鑑賞した。土御門家は、平安中期の陰陽師・安倍晴明を受け継ぐ支流の一つで、代々、陰陽家として主に天文道をもって朝廷に仕えた公家。嘉永6年(1853年)のクリンケルフ…

貝塚周辺の文化財を歩く会(4/8) 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)

上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)のテーマ展「土浦の遺跡28 武者塚古墳と古代焼き物のさと」の記念行事として開催された「貝塚周辺の文化財を歩く会」に参加した。開催日が4月8日の花まつり(お釈迦様の誕生日、灌仏会)だったので、普段は公開されて…

武者塚古墳と古代焼き物のさと 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)

上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)のテーマ展「土浦の遺跡28 武者塚古墳と古代焼き物のさと」を鑑賞した。資料館所蔵の国指定重要文化財「茨城県武者塚古墳出土品」を公開すると共に、令和2・3年度の発掘調査成果を紹介する。主な発掘調査成果として…

根古谷台遺跡 宇都宮市上欠町

1982年から1987年に5ヵ年計画で記録保存のための発掘調査が実施された聖山公園遺跡は、最終年度の調査で、予想しなかった縄文時代前期集落跡と思われる遺構を確認して、1ヵ年調査を延長することになった。2ヵ年の調査の結果、検出された遺構は、縄文時代前期…

下野国庁跡 栃木市田村町

次に下野国庁跡を訪れた。桜とタンポポが満開。 宮野辺(宮目)神社 南門 前殿 東脇殿 西脇殿 西脇殿 長大な南北棟の建物であり、国府の役人が事務を行った施設です。発掘調査により延暦10(791)年頃焼失したことを確認しています。東側に建てられた同規模の東…

愛宕塚古墳の埴輪たち 壬生町立歴史民俗資料館

壬生町立歴史民俗資料館で開催中のミニ企画展「愛宕塚古墳の埴輪たち」を鑑賞した。愛宕塚古墳は2017年と2018年に壬生町が茨城大学、東京学芸大学などと協力して学術調査を行った。そのときに出土した埴輪を中心に紹介する。なお、2018年9月8日の現地説明会…

コレクションの探求 はにわ展から50年 東京国立博物館

トーハクの創立150年記念として平成館企画展示室で開催中の「コレクションの探求 はにわ展から50年」を鑑賞した。トーハクで1973年に開催された「はにわ展」から50年。この50年間の埴輪研究の成果を、50年前に展示した埴輪を中心に紹介する。会期は4月9日ま…

新発見!さがみはらの遺跡 相模原市立博物館

相模原市立博物館で開催中の考古企画展「新発見!さがみはらの遺跡」を鑑賞した。近年の収蔵資料からわかる市域の歴史を紹介する。相模原市内には旧石器時代から戦国時代までを中心とした遺跡が約540箇所確認されている。会期は4月16日まで。相模原市立博物…

バックヤードツアー(3/25) 横浜市歴史博物館

メルマガ「よこはま歴史かわら版」で知った横浜市歴史博物館のイベント「バックヤードツアー」に参加した。バックヤードツアーは、ラストサタデープログラムとして定期(2ヶ月毎?)開催されている。定員10名で抽選とのことだったが、この日の参加者は4名。博…

「上古の刀」 明治大学博物館

2月にトーハクで「令和5年 新指定国宝・重要文化財」展を鑑賞した後で、明治大学博物館にハシゴしたら、祝日(建国記念の日)で休館だった。目的は考古部門コレクション展「上古の刀」、会期は5月6日まで。 3月になって再訪したら、こぶしの花が咲いていた。 …

物部氏の巨大古墳 塚穴山古墳の歩み 天理ギャラリー(千代田区神田錦町)

東京都千代田区の天理ギャラリーで開催中の第178回展「物部氏の巨大古墳 塚穴山古墳の歩み」を鑑賞した。天理大学附属天理参考館所蔵の杣之内(そまのうち)古墳群と布留(ふる)遺跡、1964年に発掘調査が行われた塚穴山古墳の出土品を展示する。会期は4月1日ま…

児玉・深谷地域の古墳と副葬品 早稲田リサーチパーク(本庄市)

熊谷市の池上遺跡見学会の後で、本庄早稲田の杜ミュージアムの2階、早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター2階情報資料室で、地域連携展覧会「児玉・深谷地域の古墳と副葬品」を鑑賞した。展示されたのは深谷市の四十塚古墳、黒田古墳群、見目1号…

埼玉の遺跡「東松山市反町遺跡−時代を彩る職人のムラ−」 埼玉県立さきたま史跡の博物館

熊谷市の池上遺跡見学会の前に、埼玉県立さきたま史跡の博物館でテーマ展「埼玉の遺跡 東松山市反町遺跡−時代を彩る職人のムラ−」を鑑賞した。初日の開館1番乗りで独り占めだった。会期は5月28日まで。 企画展・特別展 - 埼玉県立さきたま史跡の博物館 埼玉…