週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

企画展

古墳時代の祈りのカタチ 藤岡歴史館

藤岡歴史館で開催中の秋季企画展「古墳時代の祈りのカタチ -白石稲荷山古墳と群馬の石製模造品-」を鑑賞した。本展は、藤岡市域、また群馬県域の資料を中心に石製模造品を用いたマツリの導入と盛行のようすについて考える。石製模造品は、古墳時代のマツリ…

古代山部郷を探る 多胡碑記念館

多胡碑記念館で10月21日から始まった企画展「古代山部郷を探る」を鑑賞した。本展では、山部郷を含む古代片岡郡の遺跡について、奈良時代を中心に概観する。古代の山部郷は、おおむね現在の高崎市南八幡地区の山名町、木部町、阿久津町、根小屋町と推定され…

さいたまの埴輪 さいたま市立博物館

さいたま市立博物館で開催中の第47回特別展「さいたまの埴輪」を鑑賞した。本展では、さいたま市内各所の古墳から出土した代表的な埴輪を一堂に展示。 図録(右)も購入。左は2008年の特別展の図録。 さいたま市/(令和5年9月28日発表)さいたま市立博物館第4…

野毛大塚古墳展 (再訪) 世田谷区立郷土資料館

世田谷区立郷土資料館を再訪して野毛大塚古墳展の後期の展示を鑑賞した。前期と後期で入れ替えられた展示ケースは2ケースだった。これで今回の前期と後期と2017年のトーハクで、野毛大塚古墳の出土品はほぼコンプリート。 ↓ 展示入替された展示ケース(上段が…

骨が語る人の「生と死」 日本列島一万年の記録より 東京大学総合研究博物館

東京大学総合研究博物館で9月30日より開催中の特別展示『骨が語る人の「生と死」 日本列島一万年の記録より』を初日に鑑賞した。本展では、遺跡から発掘される骨からわかる、祖先たちの知られざる素顔を探る。ヒューマン・ダイバーシティの本質とは。 骨が語…

令和4年度発掘調査速報展 大田原市なす風土記の丘湯津上資料館

大田原市なす風土記の丘湯津上資料館で開催中の「令和4年度発掘調査速報展~東山道駅路跡徒歩磐上駅家~」を鑑賞した。昨年7月から10月に実施した佐良土上の原II遺跡の発掘調査の成果を速報で紹介する。笠石神社所蔵の侍塚古墳群1号墳出土品の円筒埴輪も特別出…

「メディアにのった資料たち」 明治大学博物館

明治大学博物館で開催中の企画展「メディアにのった資料たち−知っている資料を見つけよう!−」を鑑賞した。本展は明治大学博物館の収蔵資料から教科書や雑誌等に掲載された重要資料を一堂に展示する。掲載申請数はなんと年間460件(2021年度)。考古部門のコレ…

「古代の馬」 明治大学博物館

明治大学博物館の考古部門のミニ展示、明大コレクション55「古代の馬」を鑑賞した。本展示では馬形埴輪や、長野県大室古墳群出土の馬具などを通し、人と馬の歩みの一端を紹介する。 「馬」と言われ思い浮かべるのは、競馬場を駆けるサラブレッドの姿でしょう…

遭遇 文京区教育センター

文京区教育センターで開催中の東京大学総合研究博物館コレクション スクール・モバイルミュージアム「遭遇」を鑑賞した。文京区教育センターの2階に上がって大学連携事業室の扉を開けて中に入ると、色々な動物の頭骨が整然と並んでいる。日常では味わうこと…

野毛大塚古墳展 世田谷区立郷土資料館

昨年4月から施設改修工事のため休館していた世田谷区立郷土資料館は、8月1日にリニューアルオープンして、重要文化財保存処理完了記念「野毛大塚古墳展」を開催している。会期は8月1日から10月22日まで。前期と後期で展示品の一部が入れ替わる。そこで前期の…

「大古墳展―越辺川中流域の古墳文化」 坂戸市文化会館ふれあ

坂戸市文化会館“ふれあ”で開催された第26回 坂戸市埋蔵文化財出土品展「大古墳展―越辺川中流域の古墳文化」を鑑賞した。今年度の出土品展は、「大古墳展」として市内で出土した古墳時代の優品を一同に展示。県内初となる武具のセットや、全国初となる円形文…

「風返稲荷山古墳と上宮王家ー東国の古墳と飛鳥文化ー」 かすみがうら市歴史博物館

かすみがうら市歴史博物館で開催中の特別展「風返稲荷山古墳と上宮王家ー東国の古墳と飛鳥文化ー」を鑑賞した。風返稲荷山古墳から出土した馬具や大刀などの遺物53点は昨年11月に国の重要文化財に指定されることが決定した。本展は、国指定重要文化財記念特…

東洋一の夢 帝国図書館展 国際子ども図書館

トーハクの隣の国際子ども図書館で開催中の「東洋一の夢 帝国図書館展」を鑑賞した。 国際子ども図書館は、1906年に帝国図書館として開館した建物にリノベーションを施して活用している。帝国図書館は「東洋一」の図書館を目指して建設された。本展示会は、…

ウルティモ・ドラゴン スペシャルトークショー 東京国立博物館

トーハクの特別展「古代メキシコ」の関連イベント「メキシコウィーク」(6月30日から7月9日まで)のイベントとして開催された「ウルティモ・ドラゴン スペシャルトークショー」に参加した。ウルティモ・ドラゴンは、メキシコを拠点として米国、欧州のマットで活…

令和4年度新収品展 東京国立博物館

トーハクの本館2階 特別1・2室で開催中の令和4年度新収品展を鑑賞した。本展は、昨年度収蔵品に加わった文化財のうち34件の作品を紹介する。おすすめは、中細形銅戈(出土地不詳、弥生時代中期、井越わかば氏寄贈、東京帝室博物館歴史課長で武器形青銅器研究…

「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」 東京国立博物館

トーハクで開催中の特別展「古代メキシコ ―マヤ、アステカ、テオティワカン」を鑑賞した。本展は、古代メキシコ文明を代表する「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」に焦点をあて、メキシコ国内の主要博物館から厳選した至宝の数々を、近年の発掘調査の成…

「化石人類の系統と絶滅動物」 明治大学博物館

明治大学博物館の考古部門のミニ展示、明大コレクション54「化石人類の系統と絶滅動物」を鑑賞した。本展示では、700万年にわたる人類進化を物語る代表的な化石人骨(複製)を展示して、人類進化のダイナミクスや大型哺乳類の大量絶滅を紹介する。会期は8月2…

東国の古墳文化の実像を求めて―大塚初重と明大考古学― 明治大学博物館

明治大学博物館で開催中の企画展「東国の古墳文化の実像を求めて-大塚初重と明大考古学-」を鑑賞した。昨年7月に95歳で亡くなられた故大塚初重名誉教授は、太平洋戦争から復員の後、静岡県登呂遺跡の調査への参加を皮切りに、1950年に創設された考古学専攻…

Jomon Collection-笛吹市- 釈迦堂遺跡博物館

釈迦堂遺跡博物館で開催中の企画展「Jomon Collection-笛吹市-」を鑑賞した。笛吹市教育委員会が所蔵する「みさかっぱ」や「てらたん」などの土偶、全国有数の大きさを誇る翡翠製大珠、機能美ともいえるような美しく輝く黒曜石製尖頭器など約50点の資料を…

クリスタル・ロード 山梨県立考古博物館

山梨県立考古博物館で開催中の令和5年度春季企画展「御嶽昇仙峡国名勝指定100周年記念クリスタル・ロード」を鑑賞した。渓谷「御嶽昇仙峡」の国の名勝指定100周年を記念した企画展で、昇仙峡をはじめとする山梨県内の水晶を用いた考古資料を中心にご紹介する…

多摩新街遺跡切抜帖 東京都立埋蔵文化財調査センター

東京都立埋蔵文化財調査センターの令和5年度の企画展示「多摩新街(たまニュータウン)遺跡切抜帖(スクラップブック) -新聞にのった遺跡たち-」を初日の3月21日に鑑賞した。会期は令和6年3月7日まで。 本日より3/21からの新展示に向けた設営が始まっています。…

どきどきクロノロジー 松戸市立博物館

4月29日から松戸市立博物館で開催中の館蔵資料展「どきどきクロノロジー」で、担当学芸員が展示の見どころを語るギャラリートークに参加した。本展は、博物館開館30周年、千葉県誕生150周年、松戸市制施行80周年を記念して、松戸市域の縄文土器を題材に、考…

土御門家がみた宇宙ー江戸時代の天文観測ー 國學院大學博物館

國學院大學博物館で開催中の春の特別列品「土御門家がみた宇宙ー江戸時代の天文観測ー」を鑑賞した。土御門家は、平安中期の陰陽師・安倍晴明を受け継ぐ支流の一つで、代々、陰陽家として主に天文道をもって朝廷に仕えた公家。嘉永6年(1853年)のクリンケルフ…

武者塚古墳と古代焼き物のさと 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)

上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)のテーマ展「土浦の遺跡28 武者塚古墳と古代焼き物のさと」を鑑賞した。資料館所蔵の国指定重要文化財「茨城県武者塚古墳出土品」を公開すると共に、令和2・3年度の発掘調査成果を紹介する。主な発掘調査成果として…

愛宕塚古墳の埴輪たち 壬生町立歴史民俗資料館

壬生町立歴史民俗資料館で開催中のミニ企画展「愛宕塚古墳の埴輪たち」を鑑賞した。愛宕塚古墳は2017年と2018年に壬生町が茨城大学、東京学芸大学などと協力して学術調査を行った。そのときに出土した埴輪を中心に紹介する。なお、2018年9月8日の現地説明会…

コレクションの探求 はにわ展から50年 東京国立博物館

トーハクの創立150年記念として平成館企画展示室で開催中の「コレクションの探求 はにわ展から50年」を鑑賞した。トーハクで1973年に開催された「はにわ展」から50年。この50年間の埴輪研究の成果を、50年前に展示した埴輪を中心に紹介する。会期は4月9日ま…

新発見!さがみはらの遺跡 相模原市立博物館

相模原市立博物館で開催中の考古企画展「新発見!さがみはらの遺跡」を鑑賞した。近年の収蔵資料からわかる市域の歴史を紹介する。相模原市内には旧石器時代から戦国時代までを中心とした遺跡が約540箇所確認されている。会期は4月16日まで。相模原市立博物…

「上古の刀」 明治大学博物館

2月にトーハクで「令和5年 新指定国宝・重要文化財」展を鑑賞した後で、明治大学博物館にハシゴしたら、祝日(建国記念の日)で休館だった。目的は考古部門コレクション展「上古の刀」、会期は5月6日まで。 3月になって再訪したら、こぶしの花が咲いていた。 …

児玉・深谷地域の古墳と副葬品 早稲田リサーチパーク(本庄市)

熊谷市の池上遺跡見学会の後で、本庄早稲田の杜ミュージアムの2階、早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンター2階情報資料室で、地域連携展覧会「児玉・深谷地域の古墳と副葬品」を鑑賞した。展示されたのは深谷市の四十塚古墳、黒田古墳群、見目1号…

埼玉の遺跡「東松山市反町遺跡−時代を彩る職人のムラ−」 埼玉県立さきたま史跡の博物館

熊谷市の池上遺跡見学会の前に、埼玉県立さきたま史跡の博物館でテーマ展「埼玉の遺跡 東松山市反町遺跡−時代を彩る職人のムラ−」を鑑賞した。初日の開館1番乗りで独り占めだった。会期は5月28日まで。 企画展・特別展 - 埼玉県立さきたま史跡の博物館 埼玉…