週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

横浜銀行集会所の建物基礎 横浜市中区本町

大岡川のさくらみらい橋の近くに残る横浜銀行集会所の建物基礎。横浜銀行集会所は、遠藤於菟(おと)が設計したアール・ヌーヴォー様式の建物(1905年)だったが、関東大震災(1923年)で倒壊した。 マル(○)に「ニ」の刻印? 大岡川とYOKOHAMA AIR CABIN(ロープウ…

旧横ギャラリーと鉄道創業の地 横浜市中区桜木町

神奈川県立歴史博物館で「洞窟遺跡を掘る」を鑑賞する前に、JR桜木町駅周辺で鉄分を補給した。 旧横濱鉄道歴史展示「旧横ギャラリー」は、1872年の鉄道創業時に英国から輸入された5種10両の機関車のうちの1両の10型機関車(110形)を展示する。10両のうち現存…

駿河台下の煉瓦 千代田区神田神保町

明治大学博物館に来たついでに駿河台下の路地裏で煉瓦の刻印を探索。 夏休み中の土曜日は休館です。(9月24日から土曜日の開館を再開します。)さて、神田神保町は古本屋、カレー屋が数多くある街ですが、昔からの喫茶店も数多くあります。(写真は1963年頃…

富士ソフトのモザイク壁画 千代田区練塀町

秋葉原駅に隣接する旧国鉄操車場跡地に建設された富士ソフト秋葉原ビル。エントランスの壁面には巨大なモザイク画は同社のISO14061のスローガン「アマゾンの自然を守る」がテーマでタイトルは「オーパ!パラダイス・アマゾン」(作:西田明未) 富士ソフトの経…

田村神社 桜川市真壁町田

おふじ権現古墳の次に、「埼玉古墳軍」さんの「古墳軍ニュース特別編 茨城県石づくし」に紹介されている「田村神社内石造物(桜川市・旧真壁町)」を確認したくて田村神社を訪ねた。 真壁小学校との間にあるとのことだが見つからなかった。真壁小学校は、2018…

おふじ権現古墳 桜川市真壁町飯塚

「ざわつく金曜日」で紹介された「つくばぷりん ふじ屋」でプリンを購入。その足で、おふじ権現古墳を訪れた。もともとは全長60m級の前方後円墳の後円部の一部のみ残っているようだ。 つくばぷりん ふじ屋 つくばぷりん ふじ屋 にほんブログ村

露盤石 つくば市北条

つくば市北条の露盤石。北条中台遺跡と重複して中台の台地東側に所在したと想定されている北条中台廃寺の石造露盤と考えられている。露盤とは塔の屋根頂部に置いて雨仕舞の役割を果たす建築部材のこと。北条中台廃寺は、寺院的遺構が未発見だが、平沢官衙遺…

八幡神社 つくば市平沢

平沢古墳群からの帰り道、八幡神社を参詣した。 石造六角地蔵宝幢。県指定文化財(工芸品)。永正16年(1529年)銘をもつ土浦市盛泉寺に所在するものに比較して形態が退化していることから、16 世紀 末期頃のものとされる。 六地蔵石幢 – 茨城県教育委員会 にほ…

平沢3号古墳 つくば市平沢

平沢3号墳(前島岩屋)は、側壁倒壊に伴って平成19年(2007年)に茨城大学が一部の発掘調査を実施した後、所有者が修復を行った。一辺19mの方墳。石室の前面から鉄鏃や須恵器の長頸瓶のほか、8世紀初め頃の火葬墓に使用された須恵器の壺と蓋に使われた坏が出土。…

平沢2号古墳 つくば市平沢

平沢古墳群の2号墳(開山岩屋古墳)は、共同墓地内に所在し、墓地の造成と山道で、墳丘は破壊され、原形を留めず、小規模な円墳と推定される。南に開口する横穴式石室の玄室のみが現存する。石材は、奥壁、側壁、天井石ともすべて1枚の雲母片岩の板石。玄門は2…

佐都ヶ岩屋古墳 つくば市平沢

平沢古墳群は、平沢官衙遺跡北方500mの小丘陵斜面に所在し、方墳2基と5〜6基の小型の円墳で構成されていたと考えられる。このうち4基は横穴式石室が確認されている。1号墳の佐都ケ岩屋古墳は市指定史跡で、東西35m、南北25mの方墳。筑波国際カントリークラブ…

地中からのメッセージ 埼玉県立さきたま史跡の博物館

埼玉県立さきたま史跡の博物館で開催中の令和4年度おひろめ展「地中からのメッセージ」を鑑賞した。今年度の展示は、①三芳町 中東遺跡(旧石器時代)、②桶川市 ふじま山遺跡(縄文時代)、③久喜市 小林八束1遺跡(縄文時代)、④神川町 平遺跡(弥生時代)、⑤熊谷市 …

「縄文・弥生の足あと−古墳以前の行田を探る−」行田市郷土博物館

行田市郷土博物館で開催中の開館35周年記念のテーマ展「縄文・弥生の足あと−古墳以前の行田を探る−」を鑑賞した。古墳以前の行田を知る良い機会。「コメつくり関東平野一番乗り」の池上遺跡の土偶形容器、旧さきたま考古館展示土器類など。現在の行田市一帯…

OARAI KOFUN EXPO'22 大洗町幕末と明治の博物館

大洗町幕末と明治の博物館で7月14日から開催中の企画展「OARAI KOFUN EXPO'22」を鑑賞した。昨年夏に開催された「弥生島と古墳島」は会期途中から茨城県民限定になり、県外から訪れることが出来きず、残念な思いをしたので、今年は速攻で訪れた。昨年観るこ…

こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界 世田谷美術館

世田谷美術館で開催中の「こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界」を鑑賞した。累計発行部数が1,000万部を超えるロングセラー絵本シリーズ「こぐまちゃんえほん」を描いた、絵本作家・わかやまけん(若山 憲、1930-2015)の創作の全貌…

「夏の優品展―動物の饗宴―」 五島美術館

五島美術館で開催中の「夏の優品展―動物の饗宴―」を鑑賞した。五島美術館と大東急記念文庫の収蔵品から、考古をはじめ絵画や工芸、前衛書などに表されたキュートな動物のかたち約60点を紹介する。古墳時代の考古資料では、水禽埴輪、宮崎県百塚原古墳群出土…

「境・道・恵―多摩丘陵の3つの顔―」 東京都立埋蔵文化財調査センター

東京都立埋蔵文化財調査センターで開催中の企画展示「境・道・恵―多摩丘陵の3つの顔―」を鑑賞した。東京と神奈川を隔てる境界にあたる多摩丘陵。平野の果てに現れる複雑に入り組んだ丘や谷。丘陵は人々を隔てる境界=「境」となるが、人々は時にそこに交通路…

府中市郷土の森博物館 府中市南町

府中市郷土の森博物館の常設展と野外展示を見学した。 まいまいず井戸 柄鏡形敷石住居跡 旧府中町役場 府中市郷土の森博物館に来たのは2度目。 実は、企画展「文字から探る古代の府中」を観覧するつもりで府中市郷土の森博物館を訪れたのに、開幕の1週間前だ…

江戸東京博物館コレクション 江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園で開催中の特別展「江戸東京博物館コレクションー東京の歩んだ道」を鑑賞した。大田区の観音塚古墳出土の太刀形埴輪や碧玉製管玉、水晶製切子玉などが展示されていた。会期は来年2月12日まで。 江戸東京博物館コレクションーー東京の歩ん…

沼にハマってきいてみた「“マイ古墳”に埋葬されるのが夢! 古墳沼」NHK Eテレ

11日にNHK Eテレで放送された「沼にハマってきいてみた」は古墳沼。見逃した人はNHK+で18日午後8時まで配信中なので是非、ご視聴ください。 はにわの西浦(茨城県桜川市真壁町) 【沼にハマってきいてみた】次回の舞台は群馬です/7/11の #沼ハマ は#古墳 沼群…

「中国殷代の甲骨文」明治大学博物館

明治大学博物館で明大コレクション51「中国殷代の甲骨文」を鑑賞した。展示期間は9月13日まで。甲骨文字(こうこつもじ)とは、中国・殷(商)時代の遺跡から出土する古代文字。骨に刻まれた甲骨文字で漢字の成り立ちが感じられる。 明大コレクション51「中国殷…

古代常陸の雄・三昧塚(さんまいづか)古墳 明治大学博物館

明治大学博物館で7月8日から開催中の「古代常陸の雄・三昧塚(さんまいづか)古墳」を鑑賞した。春に茨城県立歴史館で開催された企画展「ビフォー・アフター三昧塚古墳」の展示品が明治大学博物館にやってきた。さらに、発掘調査時の図面など明治大学博物館…

伝平国香供養塔 龍ケ崎市川原代町

こちらは、平国香供養塔と伝わる安楽寺の飛地に立つ石造宝篋印塔。安楽寺は国香の息子貞盛が父の供養のため建立したと伝わる。この地域は、平安時代後期から南北朝時代にかけて「相馬御厨」と呼ばれる荘園に属し、そこを実質的に支配していたのが平将門の子…

桔梗田(桔梗姫入水の地) 取手市岡

大日山古墳のある岡台地は、平将門が城館を構え、城館の隣に愛妾桔梗姫の御殿があったと伝わる。将門の最後を知った姫は、城下の沼に入水して果てたとされる。今は、埋め立てられて水田になり、この水田を地元では桔梗田と呼び、祟りを畏れ、村の共同管理地…

大日山古墳 取手市岡

取手市に残る将門伝説の地を散策。 小貝川右岸の標高20mの台地の東端に位置する大日山古墳。墳頂に岡神社を祀る。大日山古墳のある一帯は、将門が桔梗御前と一緒に住んだ屋敷跡で、古墳を物見台にしたと伝わる。1935年に地元の山王村史蹟保存会が仏島山古墳…

仏島山古墳 取手市岡

取手市に残る将門伝説の地を散策。 平将門の墓との伝説がある仏島山古墳。1895年(明治28年)に古墳は開墾され、土は学校建設予定に運ばれた。この時、多数の埴輪と石棺が出土し、石棺からは人骨・刀剣・勾玉・鏃などが発見され、帝室博物館(現在の東京国立博…

糠塚1号墳 取手市市上高井

関東鉄道常総線の稲戸井駅の北500mの小貝川支流沿いの台地に、前方後円墳1基と円墳2基からなる糠塚(ぬかづか)古墳群。1号墳は全長32mの前方後円墳。古墳全体に埴輪が巡る。2号墳は径16mの円墳(湮滅)。3号墳は径12mの円墳(湮滅)。 取手市/第5回企画展 市之代…

桔梗塚 取手市ノ井

取手市に残る将門伝説の地を散策。 桔梗塚は、平将門の愛妾であった桔梗御前が、将門の討死後ここまで逃れてきて、追っ手の手にかかり亡くなったと伝わる。非業の死を遂げた桔梗御前の恨みで、桔梗を植えても花が咲かないとか、桔梗を植えてはいけないと伝わ…

十条冨士塚 (再訪⑦) 北区中十条

3年ぶりに十条冨士神社の大祭「お冨士さん」が開催された。冨士塚は再整備中なので、今年は仮宮での開催となった。猛暑の中、短時間だが、お参りした。 #十条冨士神社 の大祭、通称「#お冨士さん」が明日、明後日の2日間で開催されます昨年度は中止となってし…

布施弁天 東海寺 柏市布施

布施弁天 東海寺は、弘仁14年(823年)3月、嵯峨天皇の時に紅龍山東海寺として、伽藍を建立。勅願所に指定されたといわれる。浅草、江ノ島とともに関東三弁天の一つに数えられる。布施弁天縁起によると、大同2年(807年)7月7日の夜「紅龍が現れ島を築き」と、現…