箕田9号墳の宮登(みやと)古墳は宮登神社の社殿裏にある円墳。径20m、高さ2m程。7世紀前半から中頃の築造。1958年に鴻巣市教育委員会が発掘調査を実施。胴張りの両袖型の横穴式石室。奥壁と側壁は角閃石安山岩を面取りしてアーチ形に積んだもの。床面は礫が敷かれていた。碧玉製管玉、水晶製切子玉、琥珀製棗玉、琥珀製丸玉、鉄鏃、鉄釘、須恵器𤭯、土師器杯および盤を検出。
石材が露出している。
文献
[1] 埼玉県 1982「新編埼玉県史 資料編 2 原始・古代 弥生・古墳」
[2] 宮川進 1997「さいたま古墳めぐり」さきたま出版会
[3] 塩野博 2004「埼玉の古墳 北足立・入間」さきたま出版会
箕田9号墳(宮登古墳)。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2021年5月8日
25mの円墳。
宮登神社の背後にある。
発掘調査でハソウ、玉類、鉄鏃などが出土している。
横穴式石室が見える。
緑泥片岩。
角閃石安山岩の壁面用に加工した石材も見える。
埼玉古墳群の浅間神社古墳や白山古墳と同時期。
7世紀前半で箕田古墳群の終末期古墳になる。 pic.twitter.com/fSWyTBQXtH