十五郎穴横穴群は、奈良時代に、本郷川右岸台地の凝灰岩の崖面を彫り込んで築かれた集団墓。館出、指渋、笠谷などのいくつかの支群に分かれて分布している。このうち館出支群の34基が茨城県指定史跡に指定されている。1976年ら1980年に虎塚古墳の東側の指渋支群の発掘調査を実施した結果、119基の横穴が確認された。十五郎穴横穴は出土した須恵器などから8世紀前後と考えられる。
文献
[1] 茨城県考古学協会 2010「茨城の考古学散歩」東冷書房
[2] 公益財団法人 ひたちなか市生活・文化・スポーツ公社 2016 『(公財)ひたちなか市生活・文化・スポーツ公社文化財調査報告42:十五郎穴横穴墓群 』ひたちなか市教育委員会他
2023年10月20日、国の史跡指定が答申された。
史跡名勝天然記念物の指定等について答申されました。
— ぶんかる【文化庁公式】 (@prmag_bunka) 2023年10月20日
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<写真>
左:十五郎穴横穴群(ひたちなか市提供)
右上:三河国府跡(豊川市提供)
右下:広島原爆遺跡<旧日本銀行広島支店>(広島市提供) pic.twitter.com/J4jDeQmC3F
文化審議会の答申(史跡名勝天然記念物の指定等)について | 文化庁 令和5年10月20日
「十五郎穴横穴群」が国の史跡に指定されることになりましたが、ひたちなかユネスコ協会では2012年に発掘調査の状況を広報誌で紹介していました。#十五郎穴 #ひたちなか市 #史跡 pic.twitter.com/CXoq3UciAM
— ひたちなかユネスコ協会 (@08221unesco) 2023年10月21日