週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

国府台遺跡 現地説明会(5/23) 市川市国府台

国府台(こうのだい)遺跡第192地点の現地説明会に参加した。京成線国府台駅から北に徒歩10分。今回の発掘では、両側に側溝をもち、路面幅が9mほどの古代の道路跡が、南北長さ45mにわたって発見された。東の側溝は深さ0.7m、西の側溝は一番深いところで1.8mあり、溝内からは奈良時代から平安時代にかけての土器(土師器、須恵器)や瓦が出土した。今回の道路跡の約100m北の市営野球場付近にあったと推定される下総国国府の国庁へのメインストリートと考えられる。1970年代の調査で、今回の道路跡から南側に約300メートルの場所に起点とみられる道路跡の一部が見つかっていた。

弥生時代の縦穴住居跡も見つかっている。
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北側から見た発掘現場。
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北側の西の側溝。
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南側の西の側溝。
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南側の東の側溝。
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墨書土器。厨房の「厨」と葛飾郡の「葛」。
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土師器。須恵器。
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古代の道路跡は発掘現場の南の切通しにつながつている。
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千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告第30集/千葉県

文献

[1] 千葉県教育委員会 2019 『千葉県教育委員会埋蔵文化財調査報告30:市川市国府台遺跡第192地点1』千葉県教育委員会

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