週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

蟹ヶ谷古墳群 川崎市高津区蟹ヶ谷

鶴見川の支流の矢上川見下ろす丘陵の神庭特別緑地保全地区(神庭緑地)にある古墳時代後期、6世紀から7世紀ごろの古墳群。3基の円墳とされていたが、2012年の調査で1基(1号墳)は前方後円墳と確認された。川崎市で唯一の現存する前方後円墳。調査は2012年から2016年まで5回にわたり、川崎市教育委員会専修大学日本大学川崎市市民ミュージアムの合同チームで行われた。矢上川流域には梶ヶ谷古墳群、加瀬台古墳群がある。川崎駅西口の55番のバス乗り場から蟹ヶ谷行きの川崎市バス「川64」に乗車して、井川営業所前で下車。矢上川を渡ってからの登りがかなりきつい。

神庭緑地がある丘陵。
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矢上川。
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神庭緑地の南側の入り口。わかりづらい。
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1号墳は北西に後円部がある前方後円墳。全長27m。後円部が削平されていて復元すれば30m以上。6世紀後半から末ごろの築造。草のせいか写真だと墳丘の形がほとんどわからない。後円部が削平されているためか、肉眼でも前方後円墳と認識するのは難しい。

後円部から。
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前方部から。
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2号墳。円墳。径13m。6世紀末ないし7世紀初頭以降の築造。
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3号墳。円墳。南北9m。東西11m。6世紀末ないし7世紀初頭以降の築造。
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パノラマ。右から、3号墳、1号墳、2号墳。
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北側からの眺望。
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北側から下山。立派なタケノコ。
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北側の登り口。こちらもわかりづらい。
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コンビニの右の道を入ると登り口。
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