荒川の支流の鴨川に面した台地や自然堤防上に位置する側ヶ谷戸(そばがいと)古墳群の茶臼塚(ちゃうすづか)古墳。円墳。直径30m。高さ3m。6世紀後半の埴輪が出土。
南から。
西から。
北から。
北東から。
東から。
鴨川と古墳の間の水田。ここに1950年代までは井刈(いかり)古墳があった。今は跡形もない。
鴨川。
茶臼塚古墳の東側には側ヶ谷戸1号墳から11号墳まで確認されている。これらは墳丘が失われた古墳もしくは発掘調査で周溝のみが確認された古墳である。茶臼塚古墳の東200mの側ヶ谷戸11号墳から出土した6世紀中頃の馬形埴輪がさいたま市立博物館に展示されている。
さいたま市の古墳巡りにはさいたま市立博物館で購入した「さいたまの古墳」展の図録(2008年、900円)に掲載された地図と写真が役立った。
鴨川やその西を流れる荒川の流路は江戸時代以降の治水・河川改修によるもので、古墳時代には入間川がさいたま市の西部の低地を蛇行しながら流れていた。さいたま市の古墳群は、この旧入間川の流路沿いにある。
茶臼山古墳。当時の荒川(入間川)の流路から目立つところにあるので、舟で行き交う人からはよく見えたのではないかと思う。 pic.twitter.com/Spd6lGWe0T
— いこ~ (@e_ikuon) 2022年9月14日
「茶臼山」ではなく「茶臼塚」古墳でした(ご指摘いただきました)。
— いこ~ (@e_ikuon) 2022年9月15日
それにしてもさいたま市西部の鴨川流域は思った以上に古墳が多い。 pic.twitter.com/QgW6cS4i3J