週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

縄文時代遺跡

下野谷遺跡 西東京市東伏見

鈴木遺跡の現地説明会の前に西東京市の下野谷遺跡公園に寄り道。 国史跡 下野谷遺跡(したのやいせき) 躍動の舞台 下野谷遺跡の昔と今 下野谷遺跡とは 武蔵野台地のほぼ中央、石神井川の南岸の高台にある、3万年近く前の旧石器時代から近代に至る長い歴史が刻…

高谷川低地遺跡出土遺物見学会 (2/17) 千葉県教育振興財団横芝作業所

2月17日に千葉県埋蔵文化財センター主催の横芝光町高谷川低地遺跡出土遺物見学会に参加した。圏央道建設に伴う発掘調査で、栗山川上流の高谷川(たかやがわ)右岸に位置する標高約4mの低地に形成された高谷川低地遺跡から2か所の丸木舟集中地点が検出され、全…

英国大使館跡・遺跡見学会 千代田区一番町

昨年12月に「英大使館跡地から弥生時代の集落 説明会開かずマンション建設へ」と報じられた東京都千代田区の英国大使館の南側「英国大使館跡」の発掘調査の遺跡見学会に参加した。縄文時代から近世までの複合遺跡。発掘対象(7700平方メートル)は1区から3区に…

掘る女 縄文人の落とし物

CINEMA Chupki TABATAで映画「掘る女 縄文人の落とし物」を上映中。 先日まで映画「縄文にハマる人々」を上映していた。 2/1~6*水曜休映10:00 #こんにちは母さん12:10 #掘る女 縄文人の落とし物14:30 #シン・ちむどんどん16:30 #NO選挙NOLIFE #NSNL19:10 #…

縄文コードをひもとく 埼玉県立歴史と民俗の博物館

埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催中の特別展「縄文コードをひもとく―埼玉の縄文土器とその世界―」を鑑賞した。本展は、埼玉県教育委員会が収蔵する、埼玉県内の発掘調査で出土した縄文土器のうち、時代や地域を特徴づける優品を一堂に展示。縄文土器のはじ…

白岡の縄文土器とその世界〜タタラ山遺跡の〔縄文コード〕〜 白岡市生涯学習センター歴史資料展示室

白岡市生涯学習センター歴史資料展示室で開催中の冬季季節展示「白岡の縄文土器とその世界〜タタラ山遺跡の〔縄文コード〕〜」を鑑賞した。今回の季節展示は、埼玉県立歴史と民俗の博物館の特別展「縄文コードをひもとく〜埼玉の縄文土器とその世界〜」との…

大集合!久喜市の遺跡 久喜市立郷土資料館

久喜市立郷土資料館で開催中の第13回特別展「大集合!久喜市の遺跡」を鑑賞した。久喜市内には120か所を超える遺跡が確認されており、その内の約30か所の遺跡で発掘調査が実施されている。本展では、市内で実施された発掘調査の成果の中から、代表的なものを…

縄文時代のさいたま 岩槻郷土資料館

真福寺貝塚の現地説明会の後で、岩槻郷土資料館で開催中の企画展「縄文時代のさいたま」を鑑賞した。本展は、今年3月に刊行された「さいたま市史通史編 原始・古代1」に掲載された資料を中心に、真福寺貝塚や南鴻沼遺跡、馬場小室山遺跡など市内各地の遺跡で…

縄文のナニコレ コレミテ 川口市立文化財センター郷土資料館

川口市立文化財センター郷土資料館で開催中の企画展「縄文のナニコレ コレミテ」を鑑賞した。川口の埋蔵文化財を扱う企画展第3弾。市内でこれまで出土した土偶や耳飾り、異形土器など、縄文時代の「ナニコレ?」な遺物を多数展示。 企画展「川口市制施行90周…

発掘された染地遺跡 調布市郷土博物館

調布市郷土博物館で開催中の企画展「発掘された染地遺跡~多摩川低地のムラ~」を鑑賞した。本展では、第128地点の発掘調査の成果を中心に、これまで行われた発掘調査でわかった多摩川低地のムラの様子を紹介。都内3例目となる小銅鐸も展示。会期は12月3…

舟戸古墳群 那須町稲沢

那珂川水系最北端で、関東最北端の古墳群の舟戸古墳群。白河の関まで19km。帆立貝形古墳1基と円墳2基。最近になって、県道北側の林の中に、これらよりもやや小型の円墳が2基、新たに確認されているとのこと。 舟戸1号墳 舟戸3号墳(左)と1号墳(右) 舟戸3号墳(…

NHK BSプレミアム『英雄たちの選択 選 追跡!古代ミステリー 海の縄文人』

今年2月に放送された NHK BSプレミアム『英雄たちの選択 選 追跡!古代ミステリー 海の縄文人』のアンコール放送を視聴した。オオツタノハの貝輪のくだりで、市原市教育委員会の忍澤成視さんが出演された。昨年、神奈川県立歴史博物館の特別展「洞窟遺跡を掘…

中三谷遺跡 鴻巣市鴻巣

鴻巣市の箕田古墳群、宮前遺跡見学会のつづき。 この日(5月28日)の最後に訪れたのは、埼玉県警察 運転免許センター内の中三谷(なかさんや)遺跡と、鴻巣市文化センター(クレアこうのす)。 中三谷遺跡 新しい警察施設を今、ここに この地に、埼玉県警察運転免…

勝坂遺跡A区 相模原市南区磯部

史跡勝坂遺跡公園から案内板に従って勝坂遺跡A区を見学した。 勝坂式土器発見の地 勝坂式土器発見の地 「勝坂(かつさか)遺跡」は、縄文時代中期の典型的な集落跡であり、わが国における考古学上の代表的な遺跡でもあります。また、本遺跡から出土した「勝坂…

勝坂遺跡D区 相模原市南区磯部

この日の最後に勝坂遺跡を訪れた。 史跡勝坂遺跡公園(勝坂遺跡D区) 史跡 勝坂遺跡公園案内図 国指定史跡 勝坂(かつさか)遺跡は、縄文時代中期(約4500〜5000年前)の代表的な集落跡です。大正15年(1926)に発見された顔面把手付土器などの造形美豊かな土器は、…

宮前遺跡見学会 (5/28) 鴻巣市宮前

鴻巣市の宮前遺跡の第3次発掘調査の見学会に参加した。宮前遺跡は、荒川左岸に細く伸びる大宮台地の北縁部に立地する縄文時代から近世にかけての集落遺跡で、一般国道17号(上尾道路II期区間)建設事業に伴って、2021年7月からの第1次調査、2022年度の第2次調…

Jomon Collection-笛吹市- 釈迦堂遺跡博物館

釈迦堂遺跡博物館で開催中の企画展「Jomon Collection-笛吹市-」を鑑賞した。笛吹市教育委員会が所蔵する「みさかっぱ」や「てらたん」などの土偶、全国有数の大きさを誇る翡翠製大珠、機能美ともいえるような美しく輝く黒曜石製尖頭器など約50点の資料を…

どきどきクロノロジー 松戸市立博物館

4月29日から松戸市立博物館で開催中の館蔵資料展「どきどきクロノロジー」で、担当学芸員が展示の見どころを語るギャラリートークに参加した。本展は、博物館開館30周年、千葉県誕生150周年、松戸市制施行80周年を記念して、松戸市域の縄文土器を題材に、考…

根古谷台遺跡 宇都宮市上欠町

1982年から1987年に5ヵ年計画で記録保存のための発掘調査が実施された聖山公園遺跡は、最終年度の調査で、予想しなかった縄文時代前期集落跡と思われる遺構を確認して、1ヵ年調査を延長することになった。2ヵ年の調査の結果、検出された遺構は、縄文時代前期…

上粕屋・秋山遺跡発掘現場公開(2/2,3) 伊勢原市上粕屋

2月2日(木)、3日(金)の平日2日間で開催された上粕屋・秋山遺跡発掘現場公開。発掘調査中の作業の様子を見ていただきたいとのことで、平日開催となった。発掘されたのは縄文時代後期前葉の敷石住居と立石を持つ配石遺構群。配石遺構は、たくさんの石を立たせ…

TBSテレビ『世界ふしぎ発見!』「ストーンヘンジ×JOMON」

TBSテレビの『世界ふしぎ発見!』の11月19日放送は「ストーンヘンジ×JOMON(縄文)井浦新が紐解く古代人たちのワンダフルライフ」、縄文文化をこよなく愛する井浦新さんが、 世界を代表する古代遺跡を訪れ、イギリスと日本で古代人たちの魅力に溢れた暮らし…

岩名天神前遺跡 佐倉市岩名

佐倉市市民体育館から佐倉市の史跡に指定されている山崎ひょうたん塚古墳に向かった。途中、岩名天神前遺跡に立ち寄った。現在は、宮前中央公園になっている。佐倉市教育委員会が建てた標柱によれば、1963年(昭和38年)、耕作中に偶然土器が発見、土器は関東…

海隣寺於茶屋遺跡 佐倉市海隣寺町

並木1号墳を訪れた際に、佐倉市役所の海隣寺於茶屋遺跡にも立ち寄った。縄文時代から奈良・平安時代までの複合遺跡。 文献 [1] 佐倉市教育委員会文化課 2012 『平成22年度 佐倉市埋蔵文化財発掘調査報告書』佐倉市教育委員会 [2] 印旛郡市文化財センター他 2…

赤山陣屋跡遺跡─「トチの実加工場」は存在したか? (3) 川口市立文化財センター郷土資料館

川口市立文化財センター郷土資料館の企画展『赤山陣屋跡遺跡─「トチの実加工場」は存在したか?』のツイートまとめの続き。 コレミテ(174)まいにちトチの実…70個目水場遺構のアク抜き問題。30年前は、こう考えた。木組み遺構+大量の大型土器+大量…

赤山陣屋跡遺跡─「トチの実加工場」は存在したか? (2) 川口市立文化財センター郷土資料館

川口市立文化財センター郷土資料館の企画展『赤山陣屋跡遺跡─「トチの実加工場」は存在したか?』のツイートまとめの続き。 コレミテ(136)まいにちトチの実…34個目#縄文時代 の #石器 が好きな人へ石器ウィーク 1日目「石皿・くぼみ石」裏側のくぼみ…

赤山陣屋跡遺跡─「トチの実加工場」は存在したか? 川口市立文化財センター郷土資料館

川口市立文化財センター郷土資料館で開催中の企画展『赤山陣屋跡遺跡─「トチの実加工場」は存在したか?』を鑑賞した。赤山陣屋跡遺跡があった場所は、イイナパーク川口で先日、ブログ記事をあげた。本展の展示内容については、郷土資料館の公式Twitterが毎…

江戸東京たてもの園 (再訪②) 小金井市桜町

江戸東京たてもの園の野外展示の続き。 復元縄文住居 方砂遺跡敷石住居址 御殿山遺跡敷石住居址 ミスト 寛永寺灯籠 旧自証院霊屋 高橋是清邸 伊達家の門 デ・ラランデ邸 にほんブログ村

山崎遺跡 宮代町山崎

東武動物公園の南東に隣接する宮代町の山崎地区に「農」をテーマに宮代町が整備した「新しい村」がある。この村内にある山崎遺跡を訪れた。 まちしるべ 50 山崎遺跡 (埼玉県選定重要遺跡)所在地 宮代町字山崎 山崎遺跡は、先土器時代の終り頃から縄文時代…

府中市郷土の森博物館 府中市南町

府中市郷土の森博物館の常設展と野外展示を見学した。 まいまいず井戸 柄鏡形敷石住居跡 旧府中町役場 府中市郷土の森博物館に来たのは2度目。 実は、企画展「文字から探る古代の府中」を観覧するつもりで府中市郷土の森博物館を訪れたのに、開幕の1週間前だ…

『古代史の謎はどこまで解けたか (PHP新書)』山岸良ニ著

昔、購入した本を再読した。奥付けでは2006年10月の第1版第1刷で、2009年の企画展の栞が挟まっていたので、2009年に購入したのかもしれない。読んだ形跡がないくらいの美品なので未読かも。 本書は、戦後60年の考古学の歩みをわかりやすく解説することを意図…