週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

埼玉県

原山古墳群 (その4) 桶川市川田谷

原山古墳群の続き。 原山7号墳、円墳(径11m、主体部不明、文献[1]) 原山8号墳、円墳(径61m、主体部不明、文献[1]) 原山6号墳、円墳(径12m、主体部不明、文献[1]) 2022年に桶川市歴史民俗資料館で開催された企画展示「川田谷古墳群と栗原司氏の足跡」の資料に…

原山古墳群 (その3) 桶川市川田谷

原山古墳群の続き。 原山5号墳、円墳(径30m、埴輪、石材露出(横穴式石室)、文献[1]) 2022年に桶川市歴史民俗資料館で開催された企画展示「川田谷古墳群と栗原司氏の足跡」の資料に加筆。 文献 [1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」 に…

原山古墳群 (その2) 桶川市川田谷

原山古墳群の続き。 原山2号墳(左)、4号墳(右) 原山2号墳、円墳(径14m、横穴式石室、文献[1]) 原山4号墳、円墳(径13m、石材露出(横穴式石室)、文献[1]) 原山1号墳、円墳(径13m、横穴式石室、文献[1]) 原山3号墳、円墳(径13m、横穴式石室、文献[1]) 2022年に…

原山古墳群 (その1) 桶川市川田谷

権現遺跡・二ノ耕地遺跡見学会の前に桶川市川田谷の原山古墳群を探索した。 原山古墳群は、荒川を西側に見下ろす川田谷(かわたや)の台地上に群集する川田谷古墳群の一部で、川田谷古墳群は、6世紀から7世紀にかけて築かれ、かつては70基以上の古墳があったと…

三ノ耕地遺跡 (再訪) 吉見町久米田

権現遺跡・二ノ耕地遺跡見学会の後で、三ノ耕地遺跡を再訪。 正面の丘陵に山の根古墳群が所在する。 県道の拡幅工事中 この工事が権現遺跡・二ノ耕地遺跡まで繋がっていく。 三ノ耕地遺跡(さんのこうちいせき) 三ノ耕地遺跡は吉見丘陵の眼下に広がる沖積地内…

権現遺跡・二ノ耕地遺跡見学会 吉見町久保田

埼玉県教育委員会、(公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団主催の令和5年第4回 遺跡見学会に参加した。見学会で公開された遺跡は吉見町の権現遺跡第2次調査(第3地点)で、主要地方道東松山鴻巣線の拡幅に伴う発掘調査が行われている。古墳時代前期の溝跡から土師器…

埼玉縄文カード 埼玉県立歴史と民俗の博物館

埼玉県立歴史と民俗の博物館で埼玉縄文カードの<通常カード001>から<通常カード006>の6枚をゲット。埼玉縄文カードは、 埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催中の特別展「縄文コードをひもとく―埼玉の縄文土器とその世界―」の関連事業として、埼玉県立歴史と民…

博物館裏方探検隊 埼玉県立歴史と民俗の博物館

昨年末、埼玉県立歴史と民俗の博物館で毎週土曜日に開催している博物館裏方探検隊に参加した。普段は見ることの出来ない博物館の裏側を学芸員さんに案内していただいた。普段は13:30から30分程度。この時は特別展開催中だったので14:30からだった。 イベン…

見沼の龍 (再訪) さいたま市緑区大崎

今年もよろしくお願いします。新年最初のブログ記事は、干支にちなんで見沼の龍。見沼の龍は、昨年5月28日の鴻巣市の宮前遺跡見学会の前に訪れて3代目の龍神・彩に拝顔したが、昨年3月11日に開眼式を行った8代目の龍神・マルコは気が付かずお会いできなかっ…

縄文コードをひもとく 埼玉県立歴史と民俗の博物館

埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催中の特別展「縄文コードをひもとく―埼玉の縄文土器とその世界―」を鑑賞した。本展は、埼玉県教育委員会が収蔵する、埼玉県内の発掘調査で出土した縄文土器のうち、時代や地域を特徴づける優品を一堂に展示。縄文土器のはじ…

蓮田市歴史カード 蓮田市文化財展示館

蓮田市文化財展示館で「蓮田市歴史カード」のNo.24をゲット。埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催されている、特別展「縄文コードをひもとく―埼玉の縄文土器とその世界―」の関連事業として、埼玉県立歴史と民俗の博物館と県内7市町の展示施設で各館オリジナル…

白岡の縄文土器とその世界〜タタラ山遺跡の〔縄文コード〕〜 白岡市生涯学習センター歴史資料展示室

白岡市生涯学習センター歴史資料展示室で開催中の冬季季節展示「白岡の縄文土器とその世界〜タタラ山遺跡の〔縄文コード〕〜」を鑑賞した。今回の季節展示は、埼玉県立歴史と民俗の博物館の特別展「縄文コードをひもとく〜埼玉の縄文土器とその世界〜」との…

大集合!久喜市の遺跡 久喜市立郷土資料館

久喜市立郷土資料館で開催中の第13回特別展「大集合!久喜市の遺跡」を鑑賞した。久喜市内には120か所を超える遺跡が確認されており、その内の約30か所の遺跡で発掘調査が実施されている。本展では、市内で実施された発掘調査の成果の中から、代表的なものを…

古代のみやしろ-古墳時代の宮代町- 宮代町郷土資料館

宮代町郷土資料館で、特別展「古代のみやしろ-古墳時代の宮代町-」を鑑賞した。宮代町郷土資料館は今年で開館30周年の節目を迎え、特別展では「古代のみやしろ」と題し、今からおよそ1700年前の古墳時代の宮代町に注目。町外・県外から埴輪や渡来系の土器な…

縄文時代のさいたま 岩槻郷土資料館

真福寺貝塚の現地説明会の後で、岩槻郷土資料館で開催中の企画展「縄文時代のさいたま」を鑑賞した。本展は、今年3月に刊行された「さいたま市史通史編 原始・古代1」に掲載された資料を中心に、真福寺貝塚や南鴻沼遺跡、馬場小室山遺跡など市内各地の遺跡で…

真福寺貝塚 現地見学会(12/9) さいたま市岩槻区城南

今年も真福寺貝塚の発掘調査の現地説明会に参加した。真福寺貝塚は、縄文時代後期前葉から晩期中葉(約3,800〜2,600年前)まで営まれた貝塚を伴う集落遺跡と低湿地の泥炭層遺跡から成る。さいたま市教育委員会は、平成28年度から毎年、発掘調査を実施していて…

縄文のナニコレ コレミテ 川口市立文化財センター郷土資料館

川口市立文化財センター郷土資料館で開催中の企画展「縄文のナニコレ コレミテ」を鑑賞した。川口の埋蔵文化財を扱う企画展第3弾。市内でこれまで出土した土偶や耳飾り、異形土器など、縄文時代の「ナニコレ?」な遺物を多数展示。 企画展「川口市制施行90周…

石田堤史跡公園 鴻巣市袋

11月18日のシンポジウムの前に、鴻巣市の石田堤史公園で石田堤を見学した。 断面見学施設について 石田堤は1590年(天正18年)に石田三成が忍城を水攻めに際し築いたといわれています。 史跡公園整備にあたり、平成8年度と9年度にこの断面見学施設付近の調査を…

シンポジウム「6世紀の東国史と埼玉二子山古墳」(11/18) 行田市文化センター「みらい」

11月18日に行田市文化センター「みらい」文化ホールで開催されたシンポジウム「6世紀の東国史と埼玉二子山古墳 ―最新成果から描く継体朝前後の東日本―」に参加(聴講)した。主催は埼玉県立さきたま史跡の博物館、行田市教育委員会と埼玉考古学会の共催、コー…

さいたまに海があった時代 さいたま市立浦和博物館

さいたま市立浦和博物館で開催中の収蔵品展「さいたまに海があった時代~縄文時代前期の貝塚~」を鑑賞した。縄文時代前期の山崎貝塚(緑区)と大谷場貝塚(南区)の出土遺物を中心に展示。会期は12月10日まで。 さいたま市/収蔵品展「さいたまに海があった時代…

寅稲荷塚古墳 深谷市岡

本庄早稲田の杜ミュージアムの帰りに深谷市の寅稲荷塚古墳に立ち寄った。ほぼ東西に51mの主軸を持つ前方後円墳。墳丘上に寅稲荷神社を祀る。文献[3]に掲載された図によれば、東が後円部で西が前方部。神社の参道がほぼ主軸に沿って後円部から登り、社殿がく…

エジプト文化展 本庄早稲田の杜ミュージアム

本庄早稲田の杜ミュージアムで開催中の「エジプト文化展−早大隊の調査から辿る−」を鑑賞した。早稲田大学のエジプトにおける調査・研究の歩みは、1966年の吉村作治氏を学生隊長とする学生5人は、川村喜一早稲田大学講師とともに実施した遺跡踏査に始まる。そ…

本庄市の古墳2 旭・小島古墳群 本庄早稲田の杜ミュージアム

本庄早稲田の杜ミュージアムで開催中の「本庄市の古墳2 旭・小島古墳群」を鑑賞した。本展は、県内有数の古墳群であり、区画整理事業などに伴い、数多くの古墳が調査されている旭・小島古墳群を取り上げ、出土資料を通してその変遷を紹介する。 【開催中】本…

さいたまの埴輪 さいたま市立博物館

さいたま市立博物館で開催中の第47回特別展「さいたまの埴輪」を鑑賞した。本展では、さいたま市内各所の古墳から出土した代表的な埴輪を一堂に展示。 図録(右)も購入。左は2008年の特別展の図録。 さいたま市/(令和5年9月28日発表)さいたま市立博物館第4…

発掘された関東の遺跡2023 (10/15) さいたま文学館

さいたま文学館で開催された関東考古学フェア実行委員会主催の遺跡発表会「発掘された関東の遺跡2023」に参加した。東京都北区栄町貝塚、群馬県高崎市下里見天神前遺跡、栃木県大田原市上侍塚古墳、埼玉県行田市北大竹遺跡などの発表があった。 遺跡発表会「…

浅羽野1号墳(土屋神社古墳) 坂戸市浅羽野

浅羽野4号墳の次に浅羽野1号墳(土屋神社古墳)を訪れた。墳丘上に土屋神社の社殿と神木スギ(埼玉県指定天然記念物)が立つ。文献[1]では「浅羽野1号墳(土屋神社古墳)、円墳、径50m、横穴式石室(開口)」 土屋神社神木スギ 埼玉県指定天然記念物 古墳時代の終わ…

浅羽野4号墳 坂戸市浅羽

稲荷塚古墳(浅羽野2号墳)の次に浅羽野4号墳を訪れた。墳頂に高さ231cmの浅羽橋場の板石塔婆(坂戸市指定考古資料)が立つ。文献[1]では「浅羽野4号墳(大塚)、円墳、径24m」 坂戸市指定考古資料 浅羽橋場の板石塔婆 この橋場墓地内に建つ、緑泥片岩の板碑は、高…

稲荷塚古墳(浅羽野2号墳) 坂戸市中富町

坂戸市埋蔵文化財出土品展の前に近くの古墳を見学。最初に訪れたのは、東武東上線の線路脇の稲荷塚古墳(浅羽野2号墳)。文献[1]の「浅羽野2号墳(稲荷塚)、円墳、径20m」 昨年11月から12月に宅地造成工事に伴う発掘調査で、浅羽野2号墳の周溝部分から底部が穿…

「大古墳展―越辺川中流域の古墳文化」 坂戸市文化会館ふれあ

坂戸市文化会館“ふれあ”で開催された第26回 坂戸市埋蔵文化財出土品展「大古墳展―越辺川中流域の古墳文化」を鑑賞した。今年度の出土品展は、「大古墳展」として市内で出土した古墳時代の優品を一同に展示。県内初となる武具のセットや、全国初となる円形文…

NHK 歴史探偵「古墳最前線」

7月26日に放送されたNHKの歴史探偵「古墳最前線」を視聴した。今回は、夏休み古代史スペシャルとして、東アジア最大級の鉄剣(全長237cm、蛇行剣)と盾形の銅鏡など、国宝級の発見が相次ぐ富雄丸山古墳(奈良市、4世紀後半)を歴史探偵の森田アナが、今城塚古墳…