週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

前方後円墳

摺鉢山古墳 (再訪) 台東区上野公園

兵馬俑を鑑賞した余韻に浸りつつ摺鉢山古墳を再訪。 上野大仏にも寄った。 早咲きの桜 駅のポスター にほんブログ村

埼玉古墳群の二子山古墳で盗掘

奈良市の富雄丸山古墳の大発見のニュースが、引き金となって、違法なお宝探しを誘発しないか心配。 3 被害状況 墳丘の盛土部分のき損(掘削) 墳頂中央部 直径約90cm、 深さ約250cmの円形 墳頂東側 縦約120cm、 横約60cm、 深さ約190cmの長方形 ※墳丘盛土の掘…

水守桜塚古墳 つくば市水守

水守桜塚古墳は、茨城県南部を代表する前期古墳の一つで、筑波山の西側を南流して霞ヶ浦に注ぐ桜川の西岸、筑波台地の舌状台地先端部の標高25mに立地する。1979年の筑波大学の発掘調査で墳頂部から長大な割竹形木棺を納めたとみられる粘土槨が検出され、変形…

若王子古墳跡 行田市埼玉

11月19日に開催された史跡探訪「行田市内の史跡を巡る」の続き。八幡山古墳石室の次に若王子古墳跡を訪ねた。途中、八幡山古墳の墳丘を削平して埋め立てた小針沼の跡地である埼玉県行田浄水場や埼玉県水質管理センターの前を通り、旧忍川沿いに中川の碑や弁…

平塚古墳 (再訪) 高崎市八幡町

4年前に初めて高崎市観音塚考古資料館を訪れた時に、観音塚古墳と八幡二子塚古墳と平塚古墳を巡った。その時、平塚古墳は平塚公園の埴輪のモニュメントとその背後の茂みを撮影して、引き上げた。その時は円墳かと思った。後で博物館の資料を見たら前方後円墳…

仙元祠古墳 川口市坂下町

旧鳩ヶ谷市で唯一の古墳として文献[1]に記載されている仙元祠古墳。文献[1]では「規模80〜90mの前方後円墳、直刀・勾玉が出土」、文献[2]では「浅間社古墳跡」として「現在は消滅」、文献[3]では「㉘仙元祠古墳(消滅)」として「周知の埋蔵文化財包含地内が調…

山崎ひょうたん塚古墳 佐倉市下根

岩名天神前遺跡に立ち寄ってから山崎ひょうたん塚古墳を目指した。小道脇の草むらに佐倉市教育委員会の説明板を見つけたが、肝心の古墳が見当たらない。後でわかったが、この説明板の右側の耕作地の奥に古墳はあったようだ。作業中の方がおられたので写真は…

並木1号 佐倉市並木町

佐倉市役所そばの並木1号墳にも立ち寄った。並木1号墳は全長13m、後円部の高さ3mの前方後円墳。後円部の墳丘上に高丘稲荷神社を祀る。文献[1]では並木古墳、現存13mの前方後円墳。 文献 [1] 千葉県教育委員会 1990年「千葉県所在古墳詳細分布調査報告書」 [2…

白石稲荷山古墳 現地説明会(10/16) 藤岡市白石

藤岡市の白石古墳群の白石稲荷山古墳の発掘調査の現地説明会に参加した。藤岡市では、現在、七輿山古墳を北、白石稲荷山古墳を南とする範囲で白石丘陵公園の整備を進めている。その一環の史跡整備にあたって古墳の調査を実施している。令和元年度に早稲田大…

高崎山古墳群 土浦市小高

8月のお盆の時期に所用のついでで、土浦市の高崎山古墳群の西支群の高崎山2号墳の横穴式石室を見学した。高崎山2号墳は、1997年(平成9年)に墓地造成事業に伴い発掘調査が行われた。全長35mの前方後円墳。後円部の横穴式石室が移設・保存されている。石室は全…

諏訪古墳 笠間市小原

笠間市の一本松古墳群の散策の続き。 諏訪古墳は一本松古墳から北西250mほどにある全長33.6mの前方後円墳。後円部墳頂に諏訪神社が祀られている。墳丘部にはスギやサワラが林立。昭和の終わりころに墳丘外の発掘調査が行われ、幅4.8mの周溝が確認された。 市…

愛宕山古墳 水戸市愛宕町

愛宕山古墳は、石岡市舟塚山古墳、常陸太田市梵天山古墳に次ぐ茨城県内3番目の規模で、全長137mの大型前方後円墳である。那賀国造の墓と考えられており、国指定史跡となっている。水戸市の北部に位置し、那珂川右岸の標高約30mの上市台地北東側縁辺部に立地…

おふじ権現古墳 桜川市真壁町飯塚

「ざわつく金曜日」で紹介された「つくばぷりん ふじ屋」でプリンを購入。その足で、おふじ権現古墳を訪れた。もともとは全長60m級の前方後円墳の後円部の一部のみ残っているようだ。 つくばぷりん ふじ屋 つくばぷりん ふじ屋 にほんブログ村

糠塚1号墳 取手市市上高井

関東鉄道常総線の稲戸井駅の北500mの小貝川支流沿いの台地に、前方後円墳1基と円墳2基からなる糠塚(ぬかづか)古墳群。1号墳は全長32mの前方後円墳。古墳全体に埴輪が巡る。2号墳は径16mの円墳(湮滅)。3号墳は径12mの円墳(湮滅)。 取手市/第5回企画展 市之代…

弁天古墳 柏市布施

関東三大弁天の一つ、布施弁天 東海寺の妙見大菩薩が祀られた弁天古墳。東海寺の南側の利根川(古鬼怒川)の氾濫により下総台地から切断された独立丘陵を利用して築造されている。全長35mの北面する前方後円墳。弁天古墳出土遺物(石枕、立花、石製模造品斧、石…

稲荷塚古墳 川島町下小見野

市野川の自然堤防上に築造された稲荷塚古墳群は、かつて十数基の古墳があったとされるが、現存するのは稲荷塚古墳のみ。1951年に周溝部と想定される地点から馬形埴輪(頭・脚部)が出土。文献[1][3]では、全長50mの前方後円墳。 稲荷塚古墳群(いなりづかこふ…

さきたま古墳公園(再訪) 行田市埼玉

さきたま古墳公園の散策の続き。 二子山古墳 愛宕山古墳 フセギ? 天王山古墳跡(埼玉1号墳跡) 円柱の標識(埼玉7号墳?) 梅塚古墳跡(埼玉2号墳跡)、埼玉3・4号墳跡 丸墓山古墳は埼玉古墳群で一番高い古墳であり、とても見晴らしが良いです。頂上から南東の方…

さきたま古墳公園(再訪) 行田市埼玉

さきたま古墳公園の散策の続き。 奥の山古墳 盾持人埴輪は2020年の企画展で鑑賞した。 中の山古墳 鉄砲山古墳 瓦塚古墳 さきたま史跡の博物館では、発掘成果を基に埼玉古墳群の整備工事を行っています。今年度も、平成30年度の調査を基に、奥の山古墳の整…

さきたま古墳公園(再訪) 行田市埼玉

さきたま古墳公園を散策。桜と菜の花のコラボ。春を堪能。 将軍山古墳 稲荷山古墳 丸墓山古墳 にほんブログ村

大神塚(応神塚)古墳発掘調査現場説明会 (3/26) 寒川町岡田

3月26日に寒川町で開催された大神塚(応神塚)古墳の発掘調査の現地説明会に参加した。事前予約制で各回10名で5回を予定していたが午後から雨予報で、午前のみの開催となった。大神塚(応神塚)古墳は、寒川町で唯一の墳丘を保った古墳で、寒川町では大神塚(応神…

元阿保稲荷塚神社古墳 神川町元阿保

青柳古墳群の元阿保支群の元阿保稲荷神社古墳は、墳丘上に稲荷社を祀る。文献[1]では、全長約25mの前方後円墳とする。文献[2]では「伝承によると(中略)前方後円墳であった可能性があり、径約25mの墳丘が残存している」とする。 古墳の脇は「なかよしえん」と…

ニツ室塚古墳 大田原市小船渡

二ツ室塚古墳は、那珂川右岸段丘上にある全長46.5mの前方後円墳。1974年に栃木県史編纂事業の一環として発掘調査で、後円部と全方部の双方に横穴式石室を検出。後円部の石室は平面形状が羽子板状で、前方部の石室は胴張型。 二ツ室塚古墳(ふたつむろづかこ…

侍塚古墳群(1号墳) 大田原市湯津上

侍塚古墳群の続き。 侍塚1号墳(前方後円墳、全長約35〜50m) 侍塚古墳群 (さむらいづかこふんぐん) 市指定史跡 | 大田原市 にほんブログ村

判官塚古墳 鹿沼市北赤塚町

判官塚古墳は、前方部が発達した典型的な古墳時代後期の中型の前方後円墳で、鹿沼市内では最大級。全長60.90m・後円部径31.30m・前方部幅39.15m後円部高さ5.15m・前方部高さ4.73m玄室長さ4.09m・同奥壁幅2.50m・同高さ1.40m羨道の長さ(現存)1.68m。 判官塚…

長塚古墳 壬生町羽生田

長塚古墳は黒川東岸の台地上に築かれた全長82m、二段築成の前方後円墳。幅広の墳丘第一段(基壇)の上に第二段がのる。 とちぎの文化財【長塚古墳】 壬生町/地域史料デジタルアーカイブ 文化財デジタルマップ・みぶの文化財 古墳、遺跡 長塚古墳 壬生町/地…

茶臼山古墳 壬生町羽生田

摩利支天塚古墳の発掘調査現地説明会の後で、壬生町の羽生田地区を巡った。この地区には、現在、約50基の古墳が確認されている。6世紀後半には、埴輪群をもつ大型の前方後円墳の茶臼山古墳と大型の円墳の富士山古墳が築かれた。どちらが先に築かれたかははっ…

琵琶塚古墳 (再訪) 小山市飯塚

摩利支天塚古墳の発掘調査現地説明会の前に琵琶塚古墳を3年ぶりに再訪した。 夕暮れどきも美しいです 後ろに見えるのは筑波山 https://t.co/SI28AqkHi8 pic.twitter.com/374ce3ATJE— 月をみるもの (@bamboo4031) 2022年2月11日 「琵琶塚古墳」問題で、読売新…

大類2号墳 毛呂山町川角

大類1号墳(苦林古墳)から西120mにある大類2号墳は、全長25mの前方後円墳。1990年に埼玉県内所在古墳詳細分布調査に伴い発掘調査が行われた。東西に長い墳丘に対して、墳丘東端で南方向に第1トレンチ、南側くびれ部に第2トレンチ、北側に第3トレンチを設定、…

大類1号墳(苦林古墳) 毛呂山町川角

坂戸市と毛呂山町にまたがる苦林(にがばやし)古墳群。坂戸市では塚原古墳群として、毛呂山町では大類(おおるい)古墳群とする。両古墳群で5基の前方後円墳を擁し埼玉県内では埼玉(さきたま)古墳群を除くと他に例がない。 大類1号墳、別名、苦林古墳は全長23.8…

入西石塚古墳(三福寺1号墳) 坂戸市善能寺

2017年5月に「5世紀後半の大刀に円形模様 全国初、象嵌の先駆けか」と報道があった。1956年ごろ、入西石塚(にっさいいしづか)古墳の所有者が、鏡2枚と大刀と剣などの武器、冑や短甲などの武具のセット一式を掘り出して保管、鏡2枚(珠文鏡と乳文鏡)を除いて1…